「SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる」の読書感想です。
前回の「1440分の使い方」では時間管理のコツを学びました。
具体的には、睡眠時間・食事・朝の習慣でエネルギーを蓄えて、ノート・スケジュール帳の活用。集中できるような工夫をして作業する。ということでした。
その中の「集中」を高める方法として「マルチタスクはやめる」とありました。
マルチタスクよりもシングルタスクにしたほうが効率が良い。というのは良く目にするんですが、具体的に何が良くて、何が良くないのかを理解していなかったので、本書を読むことにしました。
本書の言いたいことは、
マルチタスクは存在しない。なぜなら、脳は1つのことしか集中できないから。
一度に1つの作業に集中して生産性を上げることで、超効率的になる。スポーツ選手が使う「ゾーンに入る」ということ。
ということでした。
わたしの気づきになった3つを紹介
パーキングロット
アイデアや重要なことはメモをとる。作業は中断してしまうけれど、メモをとれば頭がスッキリして、気が散らない。
そもそも、人間の脳はメモをとらないと忘れてしまう。
マルチタスクは信頼されない
話を聞くときは相手に集中する。スマホを触ったりするべきではない。
同時の用件は「今ここ」の目の前にいる人を大切にする。
これは子育ても一緒で、子どもとの時間はスマホを触ったりせずに子どもに集中!
「しぶしぶ」の行動はやめる
例えば、自分はとても疲れているのに「しぶしぶ」子どもに絵本を読んであげても、イライラして怒ってしまうことがある。「しぶしぶ」やるくらいなら、やらないほうが良い。
この3つ以外には、他には
・1日の中でひとりでじっくり考え事をする時間を決める (10〜15分の日記、散歩、瞑想など、自分にあったものを)
・類似タスクはまとめて処理
・休み明けで溜まったメールなどは「1x10x1」で処理
(1分で片付くもの →10分かかるもの→1時間かかるもの。1時間かかるものは別の日にスケジュールを組む)
・メールは文末に、返信不要などの一言を添える
・スマホは遠ざける
・デジタルからアナログへ(目覚まし時計や、アナログのタイマーを使うなど)
・マインドフルネスは映画館で映画をみてもOK
などがありました。
わたしが改善しようと思うこと
仕事中にトイレを我慢しがちな自分は、パーキングロットが苦手なんだと思う。今後、メモ帳をそばに置いて生活することはもちろんですが、トレイも後回しにせずに行っちゃえば頭も体もスッキリして気が散らなりますよね。
子どもと遊ぶときはスマホを触らない。 写真もたまに撮るならいいけど、その瞬間の遊びに集中したほうが、お互いに満足度は高いですよね。
妻や仕事相手と話をするときは、その人に集中する。
ついスマホ触ったり、ほかの作業をしながら話をしてしまうことが多いです。相手のために時間を割いてるのに、結果的に「信用されない」なら話をするだけ無駄になりますよね。集中して話を聞いて、早めに満足してもらえば、お互いにプラスですよね。頑張ってみます。
どうしても、子どもと遊ぶ気力がわかないときは、素直に謝って遊ばない。逆に、遊ぶと決めたときは楽しく全力で遊ぶ。
読書感想のまとめ
シングルタスクとは、今を生きること
「自分は今、何をするべきなのか」を考えながら行動できるようになりたいと思います。
仕事だけじゃなくて、子育てや夫婦関係にも気づきにになることが多いです。
「ゾーンに入ること」や「人から信頼されるようになること」に興味のある人は、一度読んでみるといいと思います。

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
- 作者: デボラ・ザック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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追伸
ツイッター(@ketsuakira)でも読書感想をつぶやいています。
ご覧いただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。