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BORUTO 9 思いもよらないカワキの行動。その行動はボルトの眼にはどう映るのか!?[よるの読書感想#61]

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 9 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です

前回のお話

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火影の実力

 デルタとの戦いが苛烈を極める中、ボルトは隙を作ろうとしていたがカワキが止めに入る。カワキには戦況が戦力差がきちんと見えていた。ナルトはボルトたちに攻撃がいかないようにデルタを誘導しながら戦っていたのだ。

 カワキは余計な邪魔が入らなければナルトが順当に勝つと踏んでいた。デルタはナルトから距離をとると、眼から光線のようなものを出す。ナルトは寸のところで避ける。カワキは光線の正体を知っていた。

 対再生能力用に開発された破壊光線だという。ナルトやカワキの再生能力を持ってしても治せないものだ。ナルトはデルタの破壊光線を無駄打ちさせてチャクラを消耗させる作戦をとっていた。

カワキの行動

 だが、ナルトの意図など知らないボルトはナルトが危機的状況に陥っていると勘違いする。そしてカワキの制止も聞かずに消える螺旋丸をデルタに向かって放つ。だがデルタは科学忍具を使い螺旋丸を認識し吸収してしまう。

 デルタはボルトに一撃をくらわせ、ヒマワリを宙に投げる。そしてヒマワリに向かって破壊光線を打つ。助けに向かうナルト。攻撃はナルトとヒマワリに当たったかに思われたが、カワキが身を挺して庇っていた。

 カワキは腕を欠損したものの無事であった。デルタはカワキの行動に怒りを露わにしていた。再びデルタとの戦闘が再開されたものの、ナルトの様子が先ほどと明らかに違う。ナルトはカワキを含め子供たちに手を出したデルタに怒っていた。

ナルトだからできる戦法

 デルタに近づくナルト。デルタは近づいてくるナルトに向かって破壊光線を放つが、ナルトは大玉螺旋丸で打ち消す。だが、デルタは科学忍具の眼で術を吸収するがナルトはさらに大きい螺旋丸をデルタに向ける。

 螺旋丸を吸収し続けるデルタ。ボルトはナルトの狙いに気が付いていた。ナルトの狙いは科学忍具のオーバーヒートさせることだった。そして狙い通りデルタの体はオーバーヒートを起こす。

 それでもナルトに向かってくるデルタだったが、ナルトの超超大玉螺旋丸を食らいようやく機能を停止する。ナルトはデルタを生け捕りにして尋問する気だったが、カワキが慌てて止めを刺すように声を荒げる。

変化する感情

 その直後デルタから機械音がする。ナルトは近くにいた三人を抱えその場から急いで離れる。デルタは自爆し体は跡形もなく消し飛んでいた。腕を欠損したカワキの手当てをするためカタスケの元を訪れていた。

 カワキの腕には義手用のパーツが装着されていた。義手が出来上がるまで時間がかかると言われるとナルトは自分の義手の試作品をつけるように言うが、カタスケたちが作る義手は本人のチャクラでしか動かせない。

 それでもナルトはカワキに試作品の義手を付けるように言う。ナルトは義手にチャクラを流し込み、強引に接続してしまう。ナルトがチャクラを練りっぱなしになることをカワキやボルトは心配するが、ナルトはこれこそ繋ぐ力だといって笑って済ます。

不敵な笑み

 ボルトはカワキの義手をみてかっこいいと声を漏らす。それを聞いたカワキが右手を吹っ飛ばしてやる、上手くいけば楔が無くなって万々歳だなと返す。それを聞いたボルトが冗談に聞こえないと声を荒げる。

 一方、殻の根城ではデルタのドローンが戻ってきていた。そして奇妙な台座に降り、煙草をくわえた男性が端末を操作する。すると箱に入ったデルタの眼が開き、ふたを蹴飛ばしながら出てくる。

 デルタの機嫌は最高潮に悪かった。デルタは軽口を叩いてくる殻のメンバーに声を荒げる。その様子を見ていたジゲンが注意する。デルタは果心居士の行動を報告するとともに、ボルトの楔についても報告する。それを聞いたジゲンは静かに口をゆがめる。

その姿はかつての自分で放っておけない

 自宅に戻っていたボルトたち。カワキはナルトの心配をしていた。ナルトは昔の自分を見ているようでほっておけないと言った。カワキは迷惑ついでに自分に忍術の修行を付けてほしいと言った。

 ナルトは笑顔で弟子にすると言った。それからカワキはボルトとも打ち解け、ナルトとの修行もこなし、自分が壊したヒマワリの花瓶を直していた。そして花瓶の修復を終え水を入れ確認すると隙間から水が漏れていた。

 小さな破片が足りないことに気がつくと、居間にないか確認しに行こうとする。すると後ろから声をかけるものがいた。九尾の顔が浮かんでいた。突如現れた九尾に警戒心をあらわにするが、九尾はいたって落ち着いている。

 カワキはナルトの強さが九尾だと思った。だが九尾は見当違いだと言った。九尾はナルトの過去を話す。カワキは静かに涙を流しながら、ナルトのようになれるかと聞いた。九尾は自分次第だと言って、姿を消した。

嫌な予感ほど当たるものです

ナルトはカワキに修行を付けていた。その様子をシカマルとサイが見ていた。2人はカワキや殻について話していた。木の葉丸が飛行船から持ち帰ったデータの中に時空間忍術でしか行けない座標が示されていたとサイは言った。

 その場所を調査するために時空間忍術が使えるサスケが調査に向かっていた。座標の地点は奇妙な場所だった。壊れた石碑のようなものがあった。石碑の一つに触れると中央の台座のようなところに大筒木キンシキの姿が浮かび上がる。

石碑の違う場所に触れると今度はモモシキの姿が浮かび上がる。更に違う石碑の場所に触れるとかつての大戦に現れた大筒木カグヤの姿が浮かび上がる。サスケは石碑の図柄が二つ一組で描かれていることから大筒木は二人一組でやってきていると仮定する。

 かつての大戦に現れた大筒木はカグヤひとり。カグヤの姿が浮かび上がった石碑を触ると見た事もない大筒木の姿が浮かび上がった。その時気持ち悪い叫び声が聞こえる。サスケは台座の下の空間に何かいる事に気がつく。そこには尾獣の姿あった。

「なぁ、兄弟」

 ナルトたちと共に行動するカワキ。ナルトはボルトに楔は痛まないのかと聞いてきた。痛みはないが、些細な体の不調を口にする。一方カワキのほうは以前に比べ体の調子が良いと答えた。

 そばにいたサラダが母であるサクラの額にある印とは関係ないのかと尋ねる。楔との関連性は見つけられなかったが手がかりになるかもしれないと言ってボルトはミツキを連れて駆け出そうとする。

 カワキは唐突にジゲンの名を口にする。カワキはジゲンを倒すと口にする。ボルトはカワキのことを兄弟と呼び、自分たちで殻を倒すと決意していた。一方サスケは尾獣を観察していた。そこに時空間忍術で何者かがやってくる。その人物はジゲンだった。ジゲンは尾獣を十尾と呼びチャクラを吸収していく。ジゲンの楔が広がりその姿は先ほど見た大筒木の姿の似ていたというところで9巻は終わっています。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、ボルトがカワキのことを兄弟と呼ぶシーンです。今までは敵対心やら相性の悪さからかケンカばかりしていた2人ですが、カワキが身を挺してヒマワリたちを守ったことでカワキに対する印象が変わったように見えます。カワキを見る目は友達や家族を見る目と変わらないように見えました。

よる。 2021/3/31

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