「人生100年時代の稼ぎ方」の読書感想です。
勝間和代さん、久保明彦さん、和田裕美さんの共著で、2018年11月に北海道・釧路市で開催された講座「人生100年時代の稼ぎ方」の内容を書籍したものでした。
3人でディスカッションをするのではなくて、各々がテーマを受けて喋るという内容でした。
そのため、全体的に広く浅い内容でしたが、3人の切り口が違うので、広ーーく浅いって感じでした。
講座で喋った内容の書籍化なので、Kindleの読み上げ機能との相性はとても良かったです。
広ーーく浅いだけあって、取り入れられそうな気づきは多かったです。
わたしの一番の気づきになったことが、2つあります。
1つ目は、
60歳以上でも何かしらの仕事を続けるべき。 そのためには、健康な体が必要
ということです。
年金だけで生活するのではなく、60代以降は年金の不足分を稼ごう。
そのために、優先順位を上げて対策すべきなのは「健康」。
不健康では、病院代もかかる。回復にかかる時間、そのために失った仕事の時間、そのために失う収入、事によっては家族や会社の人の時間を奪う事になる。
だから、健康を害するリスクは最大限に避けたほうが良い。
すぐできる方法としては、
1日8時間の睡眠をとる
睡眠は「万病に効く薬」。最新の研究で「1日8時間でも足りない」というエビデンス(科学的根拠)がでてきた。
「無糖」にする
糖質制限ではなく、砂糖そのものを避ける。
砂糖にはアルコールやタバコ、カフェインと同様に中毒性があって、脳の動きに悪影響を及ぼすことがわかっているので、極力避ける。
歯の定期検診をする
歯が痛くなったり、グラグラしてから治療をうけても手遅れ。 1〜2ヶ月に1度の検診とクリーニングで回避する
筋肉はためて、ストレスはためない
貯筋が大切。 運動すると体力がつくだけでなく、体の血流がよくなれば、頭の血流も良くなって活性化する。 短時間で集中して、効率よく働くワーキングハードを目指す。
といった感じです。
まずは「8時間睡眠」と「貯筋してワーキングハードできる体と頭」を目指したいと思います。
2つ目の気づきは、
「人の役に立っているか」を稼ぐモチベーションにする
です。
たとえばブログは、ほかの誰かの役にたつかもしれない、有益な情報かもしれないから、自分だけにとどめておくのはもったいない、という思いで書いている。
それを読んだ購読者の人たちは、情報を入手したお礼として、Amazonのアフィリエイトなどをクリックしてくれる。
本業の仕事も、これは人の役にたつか、世の中がより良くなることかを考えている。
人に喜んでもらったり感謝されたり、親切なことをすると、それは必ず返ってくる。これが「ペイ・フォワード」という概念。
ギブ&テイクのように、善意をもらった相手にお返しをするペイ・バックだと、善意のやりとりは2人の間でしか行われない。
善意を他の人に渡すペイ・フォワードなら、その善意を受け取った人がまた他の人に渡すため、善意の連鎖が起こる。
ギブした相手から、直接テイクがなくても気にならなくなる。
こうした善意の連鎖をコミュニティで行っていれば、善意が規範になる。
といった感じです。
私は「良いと思ったブログは必ずブックマークする」ようにしています。
そうしたら、私のブログへのブックマークが増えました。
私がブックマークしたブロガーさんとは違う人からのブックマークも多いです。
結果、スマートニュースに掲載されアクセス数が増えて、読書感想を書いた本をアマゾンで購入してくれる人が増えてきました。
稼ぎが増えたわけです。(月に書籍1冊分くらいですが…)
これからも、ペイ・フォワードの精神を持って、みんなの役に立ちたいと思います。
これ以外にも、
地位財と非地位財の両方を満たすことで、精神的な充足になる。
地位財=他者と比べて充足感を得られる財産(所得、社会的優位、家、車など)
非地位財=他者は関係なく、主観的に充足感を得られる財産(自由、愛情、健康など)
自分が得意なことを深掘りし、圧倒的な専門知識を身につけるほど、自分の市場価値はどんどん高まる
仕事選びのコツは「いくを吸って吐くように出来ることを選択すること」。得意なこと、苦にならないことは、長く続けられるし、能力が発揮できる。
「これは将来の自分に役立つかな?」と必ず自問してお金を使う
たまに買う自分へのご褒美は、生活に関係なくても仕事をがんばるモチベーションにつながるので、浪費ではない。
旅行も、経験を増やしてコミュニケーション能力の向上につながるので、自己投資といえる。
健康食品や運動器具も、買って未使用なら浪費だが、きちんと使えば、将来のための体づくりという自己投資。
思いやりのない世界で、思いやりを示せる人間は、突出して光るはず。生き残る術どころか、突き抜ける要素になる
「好かれる力」を身につけることが、稼げる第一条件になる。
人からどう見られるか、ということを気にして行動せず、引っ込み思案になる人は、実は自意識過剰です。
加えて、自尊心が低いと自分の行動に自信が持てなくてネガティブになり、さらの消極的になります。どの職種においても、最も仕事ができなタイプです。
等がありました。
勝間和代さん、久保明彦さん、和田裕美さん、それぞれの著書を読んでいる人には、目新しい情報は少ないかもしれません。
私は、勝間さんの著書は読んだことがあったので、既に知っている内容が多かったですが、再認識できたので良かったです。
また、久保さんと和田さんの著書は読んだことがなかったので、新鮮でした。
私が勝間さんの著書を知人に勧めるなら本書にすると思います。
広ーーく浅い内容なので入門書として最適だし、万が一、勝間さんの考え方が合わなくても、他の二人の考えに引っかかれば、損した気分にはならないと思うので。
- 作者: 勝間和代,久保明彦,和田裕美
- 出版社/メーカー: アチーブメント出版
- 発売日: 2019/06/29
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
追伸
ツイッター(@ketsuakira)でも読書感想をつぶやいています。
ご覧いただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。