転生したらスライムだった件(7) (シリウスコミックス) の読書感想です
これまでのお話
6巻では豚頭帝の討伐に成功しジュラの森の盟主となったリムル。新たな仲間も増え、この世界での存在感は日に日に増していく。しかしそれは、強者たちの注目を集めるということでもあった。
そんななか、ドワーフの英雄王ガゼル・ドワルゴは「リムルの正邪を見極めるため」に、そして十大魔王が一柱ミリム・ナーヴァは「挨拶」に、それぞれテンペストに現れた。ドワーフ王からは信頼を得ることに成功したリムルだったが、ミリムはテンペストにしばらく滞在すると言いだしたところで6巻は終わっています。
魔王ミリムとドタバタ
テンペストに滞在することになったミリム。その相手をするのがリムルに決まった。とある日ミリムのお守りをシュナに預けリムルは回復薬の研究所へと向かう。そこには、かつてリムルたちをはめようとした腹黒大臣ベスターの姿があった。そして、改心したベスターの働きにより完全回復薬が出来上がる。
リムルが広場に戻ると一騒動が起きていた。魔王カリオンの使者を侵入者だと思いこんだミリムが使者を殴っていたのだ。使者が目を覚ましてから改めて話し合いの場が設けられた。内容は、魔王カリオンの配下になるようにというものだった。リムルは改めて交渉の場を設けるとその場をしのいだ。
シズさんの仲間の人間との出会い
テンペストでミリムの餌付けがされていたころ、首都リムルを目指す一行が窮地に陥っていた。かつてシズエ・イザワと共に冒険をしていた人間の冒険者たちだった。そこにゴブタが助けに来る。そしてゴブタはリムルに用があるという一行をリムルの元へ案内する。
来客の中にはブルムンド王国の自由組合支部長とファルムス王国の調査団の姿もあった。二方とも内容は豚頭帝の調査だった。リムルはファルムス王国の調査団のひとり、ヨウムに目をつける。
人間の冒険者を英雄に仕立て上げる
リムルはヨウムとその仲間たちが豚頭帝を倒したことにしようとしていた。ヨウムは街を見て回りリムルのことを信用し、豚頭帝を倒した英雄になることを決めた。そして、ヨウム英雄計画がスタートした。そして、場面は変わり、魔王の一柱・クレイマンにうつる。クレイマンは配下を使いテンペストを監視していたというところで7巻は終わっています。
よる。のお気に入りのシーン
私の今回のお気に入りのシーンは、ミリムとシオンがヨウムを殴るシーンです。2人ともちょっと気に障ることを言われ反射的に手が出ちゃうんですが、その時の反応が面白いんです。「あ、つい・・・」って感じで殴っちゃうあたり2人は似た者同士なのかもしれません。
よる。 2020/12/23
- 作者:伏瀬
- メディア: セット買い