転生したらスライムだった件(5) (シリウスコミックス) の読書感想です
これまでのお話
4巻ではジュラの大森林を脅かす、豚頭帝の出現と20万の豚頭族の軍勢。リムルたちは湿原の覇者・リザードマンとの共闘を画策していた。しかし頭帝の脅威を見誤ったリザードマンのガビルが謀反を起こし、リザードマンは種の危機に陥る。
彼らを救ったのは、到着したリムルたち一行。ベニマルたちの活躍により、形勢は一気に逆転するかに見えた。だが、これまで豚頭族を裏で操っていた魔人・ゲルミュッドが動き出したところで4巻は終わっています。
魔人・ゲルミュッドの暗躍
魔人・ゲルミュッドが戦場に降りたち激こうした様子を見せる。そこにリザードマンのガビルが話しかけるが、ゲルミュッドから攻撃を食らってしまう。そしてゲルミュッドは豚頭帝にガビルを食べるように命じる。
そしてすべての黒幕がゲルミュッドと分かり、鬼人が前に出る。そして紅丸たちはゲルミュッドを追い詰める。追い詰められたゲルミュッドは豚頭帝に助けを求めるが、逆に豚頭帝に食われてしまう。そして豚頭帝は、魔人を食らったことで豚頭魔王へと進化を遂げた。
進化したオークの魔王との激闘
豚頭魔王を倒すべくして紅丸たちが攻撃を仕掛けるが、驚異的な回復力でしのぎ切る豚頭魔王。そしてリムルが前に出る。そしてリムルは自分では勝てないと判断し、大賢者に体の主導権を渡し自動戦闘状態へと移行する。
戦闘は終始リムル優勢で進んでいく。そしてリムルは豚頭魔王の倒し方を思いつき大賢者と変わる。リムルは捕食者の力で豚頭魔王を食べていく。そして、リムルは豚頭魔王を食べきった。
豚頭魔王が敗北したことで討伐は終わりを迎えた。タイミングを見計らったように樹妖精のトレイニーがやってきた。そして、トレイニーはこれからのことについて話し合いの場を設けるといった。
魔物たちの大同盟が成立し平和が訪れる
話し合いの出席者は、リムル、鬼人、リザードマン、トレイニー、ゴブリン、そしてオークだ。リムルは豚頭魔王のゲルドとの約束もありオークたちを罪に問うということはしないと言いのけた。そして種族間で大同盟を結ぶことを提案する。それを聞きいれた各種族たち。トレイニー宣誓のもと「ジュラの森大同盟」が成立した。
話し合いが終わり一息つく間もなくリムルはオークたちに名前を付けていた。そして15万もの名付けが終わる頃には魔素切れで眠ってしまったリムル。
一方謀反を起こしたガビルは処分を待っていた。ガビルの処分は破門だった。そしてガビルは1からやり直すことをついてきてくれた仲間たちと共に決意する。
そして3ヶ月後...
3か月がたった頃。リムルたちの街は建設ラッシュだった。そして新たに加わったゴブリンたちに名前をつけた頃には、すべて住民に家がいきわたるぐらいにはなった。そして1万もの魔物がすむ街が出来上がったというところで5巻は終わっています。今後、リムルたちはどんな道を歩んでいくのか気になります。
よるのお気に入りのシーン
今回の私のお気に入りのシーンは、リムルがゲルドやオークたちの罪を食らったシーンです。リムルの器の大きさがよく見えたシーンだなって思います。そしてゲルドが安心したように眠りにつくシーンはグッとくるものがありました。
よる 2020/12/21
- 作者:伏瀬
- メディア: セット買い