転生したらスライムだった件(8) (シリウスコミックス) の読書感想です
これまでのお話
7巻ではテンペストに滞在を始めた魔王・ミリム。このままでは経緯を知らない他の魔王たちに「テンペストとミリムが同盟を結んだ」と思われかねないため、リムルたちはミリムの機嫌を損ねないよう、この嵐が去るのを待つつもりでいた。
しかし、そんなリムルたちの思惑とは裏腹に魔王・カリオンの部下ファビオがテンペストに訪れ、ミリムと衝突してしまう。さらにブルムンド王国の自由組合、ファルムス王国の調査団がテンペストへ来訪。人魔から注目を集めるテンペストに次に訪れるのは一体何なのかというところで7巻は終わっています。
魔獣カリュブディスとの10時間の激闘
テンペストを離れたファビオ一行の元へピエロの仮面をつけた道化師が接触を図っていた。そんなことを知らないリムルたちはヨウムたちを豚頭帝を倒した英雄として送り出すところだった。
そしてミリムたちが駆った魔物を見に行くと、そこにいたのは樹妖精のひとりトライアだった。そして、トライアから驚きの事実が伝えられる。それは、伝説の魔獣カリュブディスが復活したというものだった。そしてカリュブディスはテンペストを目指しているという。
すぐに迎撃態勢をしくリムル。そこにミリムが手助けすると申し出たがシュナとシオンが断ってしまう。そしてカリュブディスがやってきた。魔法が効かない相手なので力技で戦うしかないリムルたち。そしてトレイニーやドワーフの天翔騎士団持駆け付け一気に撃墜かと思いきや倒せぬまま10時間が経過した。
魔王ミリム、たった一撃で魔獣を倒す
弱ってきているカリュブディスは知性がないのにミリムの名を口にした。そしてカリュブディスから生体反応を感じ取る大賢者とミリム。生体反応の正体は魔王カリオンの使者ファビオのものだった。そしてカリュブディスはテンペストを狙っていたのではなくミリムを狙っていたことが判明した。
そして、戦場をミリムに託し退避するリムルたち。そしてミリムは一撃でカリュブディスを倒してしまう。そしてその中からファビオも救出する。リムルは自分のスキルを駆使しファビオからカリュブディスを分離させることに成功する。
戦況も落ち着きすべてを話したファビオ。そこにカリオンが登場する。そして、リムルとカリオンは不可侵協定を結ぶ。
シズさんの心残りを果たすために動き出す
カリュブディスの一件から数日。テンペストは落ち着きを取り戻していた。そして、リムルはミリムに約束していた武器を作ってあげていた。さらに数日後、ミリムは仕事があると言ってテンペストを離れた。そしてリムルはシズエ・イザワの心残りを果たそうとし動き出そうというところで8巻は終わっています。シズエ・イザワの心残りの子供たちは何者なのか、どこにいるのか気になります。
よる。のお気に入りのシーン
私の今回のお気に入りのシーンは、ミリムがカリュブディスを一撃で倒しちゃうところです。ミリムってこんな強かったんだって思わされるシーンだと思います。
よる。 2020/12/23
- 作者:伏瀬
- メディア: セット買い