転生したらスライムだった件(12) (シリウスコミックス) の読書感想です
- 前回のお話
- 学園生活の終わり、シズの仮面を一人の子供に託す
- 聖騎士団長のヒナタ・サカグチの襲撃されて敗れる
- リムル不在のテンペスト、ユニークスキル保持者の襲撃で最大のピンチ
- 魔王の揺動で魔法無効化された中、シオンたちの戦いは続く...
- よる。のお気に入りのシーン
前回のお話
11巻では不完全召喚された異世界人の子供たちは、魔素が安定せず肉体の崩壊を待つ日々を送っていた。そんな子供たちを助けるためにリムルがたどり着いた結論は、かつてイフリートをその身に宿したシズのように上位精霊の力で制御する方法だった。
かくしてリムルは精霊の棲家にて十大魔王の一柱ラミリスの力を借り、無事精霊の加護を子供たちに与え、その命を救ったところで終わっています。
学園生活の終わり、シズの仮面を一人の子供に託す
子供たちと共に学園に戻ったリムル。そして紅丸との定期連絡にて新たな情報を得る。それは、以前英雄に仕立て上げたヨウムの一団に軍事顧問が加わったというものだった。実はこの軍事顧問のミュウランは十大魔王の一柱のクレイマンの配下のひとりだったのだ。クレイマンはミュウランを使いなにかを企てていた。
さらに一月がたち、子供たちの魔素が安定したことを確信していたリムルは子供たちとお別れをしていた。名残惜しそうにする子供たちのひとりクロエにリムルはシズの仮面を託すのだった。
そして子供たちが見えなくなる距離まで離れたリムルは空間転移で帰ろうとするがスキルが発動せず帰れない。不審に思ったリムルの元へ大賢者から結界が張られていることが伝えられ、更に傷だらけの蒼影の分身体がリムルに警告だけして消えてしまう。
聖騎士団長のヒナタ・サカグチの襲撃されて敗れる
そこに西方聖教会の聖騎士団長のヒナタ・サカグチが現れる。ヒナタ・サカグチはリムルとテンペストを滅ぼすと言い、リムルを攻撃する。リムルは結界の影響で制限を受け苦戦する。リムルはヒナタのスキルによって倒されてしまう。しかしヒナタが去った後草むらからスライム姿のリムルが姿を現す。先ほどまで戦っていたのはリムルの分身体だったのだ。急いでテンペストに戻ろうとするがまたもや戻れない。
リムル不在のテンペスト、ユニークスキル保持者の襲撃で最大のピンチ
リムルがヒナタの襲撃を受ける数日前。テンペストでも静かに異変が起きていた。いつも通りハクロウに剣術の指南を受けるゴブタやヨウムたち。そんなさなか、テンペストに三人の異世界人が足を踏み入れた。
さらにファルムス王国では戦争の準備を、獣王国ではミリムがカリオンに宣戦布告をしたとの知らせがテンペストに入る。
三人の異世界人はテンペストで騒ぎを起こそうと企てていた。そのうちの一人、キララ・ミズタニがさっそく仕掛ける。キララユニークスキル「狂言師」を使い、ひとりのゴブリンを痴漢に仕立て上げる。そこへ騒ぎを聞きつけたゴブタがやってくる。事情を聞いたゴブタは素直に謝罪をする。
事が思い通りにいかず腹を立てるキララは周りの魔族に向かって死んじまえと叫ぶが、なにも起こらない。なぜなら、シュナのスキルで相殺していたからだ。シュナは、三人にこの国にはふさわしくないといいのけ去るように言うが素直に聞くわけがない。シオンとゴブタ、そして異世界人のショウゴ・タグチとキョウヤ・タチバナと戦闘になってしまう。
魔王の揺動で魔法無効化された中、シオンたちの戦いは続く...
そしてミュウランも動き出していた。それを見ていたグルーシスは後をつけミュウランを問い詰める。ミュウランは正体を現したところにヨウムが現れる。ヨウムはミュウランが好きだと告白する。それが逆にミュウランを勇気づけてしまう。ミュウランは魔法を無効化させる結界を張る。
一方シオンたちはまだ戦闘を行っていた。キョウヤとショウゴは何かを待っているようなそぶりを見せる。そしてもう一つの結界魔素を浄化させ魔物を弱体化させるものが張られたところで12巻は終わっています。今後の展開がますます気になります。