ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10(完) 躍動感の溢れる戦闘シーンに熱くなること間違いなし［よるの読書感想＃44］

　９巻では迷宮の楽園でヘスティアと再会したベル。平穏が訪れようとした時ヘスティアが拉致されてしまう。

　事件の裏で暗躍する神によってつかの間の安らぎは破壊される。そしてそれは未曽有の惨劇へと形を変えベルたちに襲いかかるというとところで終わっています。

　突如現れた階層主・ゴライアスは冒険者たちに猛威をふるっていた。街の冒険者たちはゴライアスを倒すために一致団結していた。そこにベルも合流する。

　ゴライアスに物理攻撃や魔法を叩き込むも自己再生で回復されてしまう。更にゴライアスの一撃で陣形は崩壊してしまう。リューとアンドロメダが時間稼ぎしてくれている間にベルは起死回生の一撃を放つべくアルゴノゥトのチャージをする。

　リリルカは前線に武器を届けるために奮起していた。そして深層域からのドロップアイテムでつくられた大剣をベルに届けるべくリリルカは走る。

　ひと足早くベルはアルゴノゥトを使いファイアボルト放つ。ベルの放った攻撃はゴライアスの頭部を破壊したが、ゴライアスはそれでもなお再生する。ゴライアスに吹き飛ばされ絶体絶命のピンチを救ったのがタケミカヅチのファミリアの桜花だった。だが衝撃に耐えきれず２人は負傷してしまう。

　意識のないベルにヘスティアは必死に語りかける。ベルは意識を取り戻しリリルカから大剣を受け取る。ベルはもう一度アルゴノゥトを発動すべく力を蓄積する。そしてリューたちは時間稼ぎをする。そしてヴェルフも魔剣を使いベルの為に時間を稼ぐ。そしてベルは最大までたまった力をゴライアスにぶつける。

　ゴライアスは体のほとんどを吹き飛ばされようやく息絶えた。

　無事地上に帰還したベルたちは禁忌を犯したとして罰則を食らっていた。そしてベルはお世話になったファミリアに挨拶に回っていた。

　ベルたちはヴェルフが上級鍛冶師になったお祝いをしていた。そんなさなかアポロン・ファミリアと衝突してしまったところで終わっています。リリルカはソーマ・ファミリアをやめる事が出来るのか、アポロン・ファミリアはなにを企んでいるのか気になるところです。

　私の今回のお気に入りのシーンは、ベルがゴライアスを倒すシーンです。重傷を負って戦うことすらままならなかった状態だったはずなのに、仲間を守りたいという一心で立ち上がりアルゴノゥトを放つ姿はかっこよかったです。

よる。 2021/2/11

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