ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2 凶悪なモンスター出現! 窮地に追いやられる女神と冒険者が選択したこととは［よるの読書感想＃36］

　１巻ではダンジョンで捕らえたモンスターを群衆の前で調教する『怪物祭』。熱狂的なその祭に出掛けたベルとヘスティア。２人の目の前に捕らえられたはずの凶悪な怪物が突如出現したのである。

　窮地に追いやられる２人が選択したこととは。そしてそこに存在する大きな策略とは何なのか。

　少年が歩み、女神が記す『眷族の物語』、第二幕。

　モンスターが捕らえられている檻のカギを狙うフレイヤ。そしてモンスターを放つ。

　一方ベルとヘスティアはシルを探していた。するとそこにフレイヤが解き放ったモンスターが現れる。モンスターはヘスティアを狙っており、ベルはヘスティアを助けようと必死だ。ベルはヘスティアを連れて逃げる。

　だがモンスターは執拗に追いかけてくる。応戦するも今のベルの実力では歯が立たない。ベルはヘスティアだけでも助けようとヘスティアを一人逃がし、自分はモンスターの元へと戻る。

　モンスターの気を引きつけヘスティアから離れるベル。だが、モンスターには手も足も出ずやられるまさにその寸前、ヘスティアがやってくる。モンスターはやはりヘスティアを狙ってきたが、間一髪で助けることができた。そしてヘスティアはモンスターを振りきったところでステイタスの更新と武器をベルに授けた。

　ステイタスを更新し強くなったベルは一撃でモンスターを仕留めることに成功する。急いでヘスティアの元へ行くとぐったりとしたヘスティアの姿があった。ベルはヘスティアを抱え急いで走る。シルの元へ運ぶと過労で眠っているだけだということがわかった。

　ベルは新しく手に入れたナイフでさっそくダンジョンの探索を行う。ギルド本部へ行くと受付嬢のエイナに危機感がなさすぎると怒られてしまう。ベルは必死に弁明しステイタスが上がっているから大丈夫だと言い張る。信用出来ないエレナはステイタスを見せてくれないかとお願いする。

　本来ステイタスは他人に見せてはいけないものだったが、ベルは渋々ステイタスを見せる。ステイタスを見て納得したエレナは、ベルの貧相な防具を見て心配する。そしてベルと共に防具を買いに行くことにした。

　武器や防具を売っているヘファイストス・ファミリアの店へと出向くベルとエレナ。するとそこにはヘスティアの姿があったというところで２巻は終わっています。ヘスティアはなぜヘファイストスの店にいたのか気になります。

　私の今回のお気に入りのシーンは、モンスターとの戦闘シーンです。ベルはヘスティアを、ヘスティアはベルを気にしながら逃げるシーンは、すごくお互いのことが大事に思ってるんだなと思わされるシーンでした。

よる。 2021/1/15

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