転生したらスライムだった件(1) (シリウスコミックス) の読書感想です
- ○貞で死んだら、異世界で「大賢者」スライムに転生してた
- スライムが魔物を食べてスキルを増やしていく
- スライムがゴブリンのリーダーになる
- スライムが技術力を求めドワーフ王国へ
- スライム、自分以外の日本人の存在を知る
- よるのお気に入りのシーン
○貞で死んだら、異世界で「大賢者」スライムに転生してた
通り魔に刺されて死んだと思ったら、異世界でスライムに転生していた。相手の能力を奪う「捕食者」と世界の理を知る「大賢者」の二つのユニークスキルを武器に、スライムの大冒険が今始まる。
物語は不思議な夢から覚めるところから始まる。普通の社会人の三上悟は、ある日通り魔に刺されて死んでしまう。そしてなんとスライムになって転生してしまう。三上はスライムになってしまった現実を認める。そしてやることがないので、その辺に生えている草をひたすら食べつ続けていると、自分の思考に返答があったことを喜ぶ。この声の正体は、ユニークスキルの一つ「大賢者」である。
スライムが魔物を食べてスキルを増やしていく
大賢者と話していると運悪く地底湖のようなところに落ちてしまう。溺れると焦る三上だったがスライムの体に酸素は必要なかったのである。すると誰かが念話で話しかけてきた。三上は念話で会話するものの相手の姿が見えないので困ると、魔力感知を教えてくれた。そして、念話の相手は「暴風竜・ヴェルドラ」だった。
見た目はいかつい竜だが意外と話好きで親切である。三上に転生について教える。そしてヴェルドラは封印されていて動けないことを知る。そして寂しそうなヴェルドラと友達になる三上。そして、ヴェルドラはお互いに名前をつけあうことを提案する。
三上はヴェルドラに「テンペスト」の名を、ヴェルドラは三上に「リムル=テンペスト」の名をつけあう。そしてリムルはヴェルドラにかけられた封印を解く為に捕食者のスキルでヴェルドラを食べる。そして地底湖から脱出する。再び洞窟に戻り、魔物を倒して捕食者で食べ、スキルを増やしていくリムル。そしてついに洞窟から旅立つ時が来た。
スライムがゴブリンのリーダーになる
洞窟を出て森を散策しつつ発声練習やスキル練習を行うリムル。そしてゴブリン一行に出会う。ゴブリンはリムルに怯えながら話しかけてくる。リムルが声を発した途端ゴブリンたちはもっと怯えてしまう。原因はリムルが発していた妖気だった。妖気をしまったリムルはゴブリンたちと会話を楽しむ。そして流れでゴブリンたちの村にお邪魔することになった。
そして村に着くと、村の村長がリムルに牙狼族と言う魔物から村を守ってほしいとお願いする。リムルは気まぐれで助けるつもりだったがしっかりと体裁を整えるためゴブリン一族に見返りを求めた。ゴブリンたちはリムルに忠誠を誓うと申し出た。
リムルは牙狼族にやられたゴブリンたちの傷を治していく。治すと言ってもリムルの体内で回復薬をかけ吐き出すといった作業である。回復薬は、リムルが転生した当初食べていた草が原料だったのだ。
そして夜になり牙狼族が襲いに来た。リムルの魔物から奪ったスキル「鋼糸」とゴブリンたちの弓矢で対抗していく。そして、牙狼族のボス的な存在を倒す。そして牙狼族の死体を食べ牙狼族に擬態し、残った牙狼族をビビらせて追い払うつもりが逆に服従してしまうのであった。
そして一夜明け魔物に名前がないことを知ったリムルはゴブリンと牙狼族に名前をつける。リムルは魔物に名前をつけると魔素を消費すると知らずに名前をつけつづけ魔力切れを起こしてしまう。そして三日後、姿が大きく変わったゴブリンと牙狼族の姿があった。
スライムが技術力を求めドワーフ王国へ
そしてリムルは大所帯になった村に3つのルールを設けた。そして、村を活性化するのに技術力を求めドワーフ王国へ向かう。そしてドワーフ王国の検問所で人間に絡まれるリムルたち。リムルは嵐牙狼族に擬態しちょっと強めに吠えたら大きな被害が出たためエドワーフ王国の警備隊に牢に入れられたのであった。
リムルが必死に弁明していると鉱山で事故が起きたので回復薬を提供すると、警備隊のカイドウが信用してくれ無事釈放となった。そしてカイドウの紹介で鍛冶屋を紹介してもらうリムルたち。リムルは鍛冶屋の困りごとを解決する代わりに村の技術者にならないかとかと提案する。
スライム、自分以外の日本人の存在を知る
そして無事依頼を完遂して祝いとして打ち上げをすることになった。そしてリムルは占いを受ける。そこにはシズエ・イザワという女性の姿と5人の子供の姿があった。名前からして日本人だと推測したリムルはすこし気になる様子だった。
突然店にカイジンを陥れようとした腹黒大臣ベスターが現れる。そしてリムルの姿を見ると水をぶっかける。それを見たカイジンはベスターをぶんなぐる。そしてカイジンはリムルに村に来ることを決意する。だが、一国の大臣を殴ったのだ。ただで済まなかった。その二日後裁判が始まった、と言うところで1巻は終わっています。リムルは無事村へ帰れるのか、カイジンは村に来てくれるのか気になるところです。
よるのお気に入りのシーン
私のお気に入りのシーンはヴェルドラとリムルが友達になるシーンです。ヴェルドラのツンデレ具合がいかつい見た目に反して可愛かったです。
よる 2020/12/14

- 作者:伏瀬
- 発売日: 2014/06/18
- メディア: Kindle版