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「ウケる」は最強のビジネススキルである。 実用的!新人から社長まで「ウケる」を筋トレする方法[読書感想#25]

「ウケる」は最強のビジネススキルである。



「ウケる」は最強のビジネススキルである。の読書感想です。



タイトルの「ウケる」って文字だけで、なんか胡散臭そうって


でも、これから仕事やブログ、子育てを続けていくうえで、「ウケる」人になりたいってのは思ってました


基本、スベり続けてるんですよね。


会議とかで上司のウケが良い人や、ウケる文章を書いてる人は羨ましいと思っていた


子育ての不安は、子どもに「うちの父親は寒いことしか言わない。つまらない」って思われるんじゃないかってこと。


この本のアマゾンレビューをみたら、12個のレビューが全て星5。


ウケてるんです。


あまりに出来すぎてるんで、サクラかな?なんて思いましたが、それでも何か気づきになればいいと思って読んでみることにしました。



で、実際に読んでの感想は「ウケる人になれそう!」でした。



沢山の気づきのある本で、読後のレビューは☆5をつけました。


サクラかな? なんて思って、ごめんなさい。




本の構成は


1、小説のようなストーリー

2、「ウケる」ための理論の説明

3、すぐに使える方法


の繰り返しで進みます。



1のストーリーもウルっとくる場所もあって面白い。



2のウケる理論の説明は、根拠がある理論が多く、説明も丁寧で理解しやすかったです。



1も2も良かったけど、この本で一番良いと思ったのは3の「すぐ使える方法」でした。



理論だけわかってても、具体的に行動するのは難しいですよね。



でも、この本で紹介されている「すぐ使える方法」の中から、簡単な方法、または好きな方を取り入れることで、どんどん改善していけます。



これが、「ウケる人になれそう!」という感想を持って、アマゾンレビューで☆5をつけた一番の要因です。




このストーリーの主人公は、入社3年目で成績の悪い社員です。



私はアラフォーで入社3年目など15年以上前のことです。



なので、前半、この社員の物語を読んでいるときは、「若い人向けの「ウケる」技術の説明か。アラフォーにはあまり使えないかな」なんて思っていました。



でも、ストーリーが進むと、上司である部長(おそらくアラフォー)の目線で物語は進みます。



部長の物語で紹介される「ウケる」技術は、もちろん部長世代向けの内容です。



私には、ドンピシャでハマり、一気に面白くなりました。




私がもっとも気づきになったのは、



「心理的安全性を生み出す笑顔の技術」です。



心理的安全性とは、米グーグルが発見した、チームを成功に導く5つの鍵の1つです。



チームのメンバーが「ここにいてもいい、存在を認められている」と思える状態を心理的安全性が担保されているといえます。



この心理的安全を担保する情報を、この本では、お笑いの視点からひもといています。



これが、とても納得いく方法で、気づきになりました。



具体的な方法が3つ紹介されています。



1、まずは自分から「笑う」(発言しやすい空気を作り出せる)



2、爆笑を練習してみる (人の感情は相手の感情に共鳴して、同じ感情を引き出す)



3、雑談すると生産性が上がる(笑顔を習得し、笑顔で働いていると人が自然と話しかけてくるなど、雑談が増える。 )(職場で疲れた人、悩んでいる顔をしている人、入社したばかりで馴染めていない人などとの雑談も効果的)



これは、仕事のチームだけでなく、家庭でも使えそうです。



日頃から自分から笑って、家庭を「心理的安全性」を生み出す場所にできる人になりたいと思いました。



でも最近は、仕事で疲れた顔をして帰ってきて、しつけと称して怒り気味になってる自分がいました。



自分がそうだと妻にも同じように怒り気味になるんですよね。もちろん、夫婦の会話も減ります。



なんとか改善したいと思いつつも、



「こっちは仕事して疲れて帰ってきてるんだから、ちょっとくらい不機嫌でもいいでしょ。でも、妻には笑顔でいてほしい」。



そんな考えを持っていました。



でも、それじゃ駄目なんですよね。



今日から、「まずは自分から「笑う」練習をしています。





ほかの気づきになった部分はこちら。


相手と話が盛り上がらない人の特徴

1、自分からリアクションをとらない

2、今まで笑いを取ったトークや表現をストックしていない

3、相手に質問することにブレーキをかけてしまう



場を持ち上げるためには、自分から相打ちを打ち、笑うことで相手が話しやすい空気を作ることが重要



ビジネスで使える5つのリアクション


「はい、はい」「おっしゃる通りですね」「たしかに」「そうですよね」「なるほど」


この5つの相槌を行ったり来たり抑揚をつけて話すだけでいい



トークの構造


・枕詞 クスッと笑えるタイトルをつける

・ディテール(フリ) 登場人物をイメージできるようにする

・オチ 登場人物のイメージとは正反対のことをいう(オチには色々なパターンあり)

・2度目のオチ 1度目のオチで笑いが少ないときのために用意しておく



NGな枕詞


「もしよろしければ」「差し支えなければ」「すみませんが」

(使えばいいのは「ちなみに」)



人は「長所で尊敬されて短所で愛される」。短所は直すべき部分ではなく、自己開示することで愛される要素にかわる



人を傷つけない“イジリ”用語

声が小さい → 声が薄いよ。声が細いよ。

声が大きい→ ここにいるから大丈夫だよ。 アリーナの2階席に話しかけてる?

何を言ってるか分からない人 → 後半モザイクかかってました? トンチか何かの話ししてます?

話が長い人 → どうしたの?過去につらいことあったの?。 (最初の単語だけ覚えて)〇〇までしか聞き取れなかったよ。

すべってしまった人 → 時代が時代なら爆笑だったな。 俺は爆笑だったけどな。 大丈夫、俺だけは味方だからな。


会議か行き詰まったとき → だれか「孫正義」呼べる? だれか「スティーブ・ジョブズ」呼べる?



相手の価値観を特定する質問方法


1、素敵な考え方ですね。ご両親からどんな教育を受けられたんですか?

2、成功されたキッカケは何ですか?

3、最も誇らしい仕事は何ですか?

4、言われて嬉しい形容詞って何ですか?



他にも、


「SNSで価値観を簡単に確認」「売れてる芸人に学ぶメール術」「飲み会で相手の心をつかむ方法」「社内営業の方法」「シネマワークの方法」「チームのまとめかた」「会議などのスピーチの抑揚の付け方」「結婚式のスピーチの方法」


など、沢山の方法が書かれています。



「ウケる」ための行動が苦手な人でも、取り入れられるものは必ずあるはずです。





ウケるための能力は、筋トレと同じだと、本書には書かれていました。



筋トレは継続が大切です。



この本に書かれた「ウケる能力を鍛える方法」を、どんどん試してみようと思います。



「ウケる」は最強のビジネススキルである。

「ウケる」は最強のビジネススキルである。


追伸

ツイッター(@ketsuakira)でも読書感想をつぶやいています。

ご覧いただけると嬉しいです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。