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[毎日小さな改善を]をモットーに、けつあきらとよるが読書感想とか書いてます。

BORUTO 2 再び木の葉の里に襲い来る脅威に立ち向かう忍たち[よるの読書感想#54]

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 2 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です

前回のお話

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父からの言葉

 二次試験を終えたボルトは自宅へと帰っていた。自宅に帰ると妹のヒマワリが真っ先に祝福してくれた。部屋に戻ると、ボルトの部屋を訪ねる人物がいた。ナルトだ。ナルトはボルトに祝福の言葉と激励の言葉を伝える。ボルトは父から貰う言葉に嬉しさをにじませる。

 三次試験はチーム戦ではなく個人戦となる。三次試験まで残っている忍は皆少なからずの実力がある。ボルトも苦戦を強いられる。ボルトの頭の中にはナルトから貰った言葉が反芻される。だから、禁止されている科学忍具を再び使った。そのおかげもありボルトは勝利を収める。

父親と息子

 そして他の下忍たちの個人戦も進んでいく。ボルトの次の相手は同じ木の葉の里の同期である奈良シカダイである。ボルト優勢で事は進んでいるように見えたが、シカダイの策によりボルトは窮地に陥っていた。ボルトは勝つために再び科学忍具に手を出す。

 誰も科学忍具の存在に気がつかないままボルトの勝利が告げられたが、ナルトだけは気がついた。ボルトの不正を審判役に告げ、忍者失格だとボルトに告げる。説教を後ですると言うナルトにボルトは反発する。

新たな脅威

 そこにボルトに科学忍具を使うように進言したカタスケが現れる。さらに角のようなものを生やした男も現れる。ナルトはすぐに正体に気が付き、問答無用で攻撃を繰り出す男からボルトを守る。

 男の攻撃は観客にまで及んでおり、側にいた忍たちが避難護衛にあたる。ナルトはボルトを避難させようとするが、そこに新手がやってくる。異常事態に駆け付けたサスケは娘であるサラダの危機を救ってからナルトの元へ駆けつけていた。

 ナルトを襲った人物はボルトには目もくれずナルトの元へと向かう。ボルトは科学忍具で忍術を相手に向けて放つが、その忍術は手のひらの目に吸収されてしまう。その人物はボルトのほうへゆっくりと向かって歩いてくる。しかしナルトが駆け付けてボルトを連れてその場を離れる。

 離れたタイミングで奈良シカマルが影縛りの術で相手を拘束するが、やはり手のひらの目に吸収されてしまう。里を急襲した人物は、大筒木キンシキと大筒木モモシキだ。モモシキは強大な術で攻撃を始める。

偉大な父親の姿

 ナルトは九尾の力を使って里の皆を守る。ナルトはサスケに子供たちを頼むと伝えるとその身をたてにして攻撃を受け止める。ボルトは衝撃で気を失って病院に運び込まれていた。目を覚ました時にはナルトは敵に連れ去られた後だった。

 ボルトはたまらずその場から駆け出す。そして父であるナルトがいつもいる火影室へと足を運ぶ。そこには幼いナルトが着ていた上着があった。ボルトはそれをはおり、ぽつりと呟く。自分がダサいと。

 その言葉に同調する人物がいた。サスケだ。ボルトはサスケに問いかける。父はこんな状況の時どうしてきたのかと。サスケは本人に聞けと返す。火影を助けに行こうとするサスケとボルトの元に五影が集まる。

その姿はかつての幼き偉大な死の忍

 サスケの輪廻眼による力で大筒木の元へ行くさなか、ボルトを呼ぶ声があった。母であるヒナタだ。ボルトは傷の付いた額当てをつけ言ってくると伝える。その姿にヒナタはかつてのナルトの姿を重ねる。

 輪廻眼の力で大筒木の元へとたどり着くと、ナルトの救出を行う。サスケはキンシキの相手をしていた。土影と水影の協力を経てキンシキの動きを封じることに成功する。モモシキの相手は風影と雷影、ナルトやボルトがしていた。さらにサスケが駆け付ける。

 モモシキを追い詰めるが、モモシキはキンシキを吸収しその身を食べた。サスケがいち早く切りかかるが遅かった。モモシキは風貌を変えた姿を現したところで2巻は終わっています。

よる。のお気に入りのシーン

 私のお気に入りのシーンは、ボルトがかつてナルトが着ていた服をまとってナルトを助けに行くシーンです。その姿はかつてのナルトの姿を彷彿とさせます。幼い頃のナルトとは境遇も環境も違うけれど、やっぱりナルトの息子だなと思います。

よる。 2021/3/16

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BORUTO 1 ~新世代の忍たちの物語が今始まる!~[よるの読書感想#53]

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です

BORUTOとは?

NARUTO作者が監修する新世代の忍たちを描いた作品です。

偉大な忍者の息子

 物語の主人公はうずまきナルトの息子であるボルトである。ボルトは火影となった父に対して鬱屈した想いを抱えていた。そんなボルトも一人の忍として活躍していた。同じチームには、うちはサラダやミツキが一緒だ。

 ボルトたち下忍は中忍試験を控えていた。だが、事あるごとに父であり火影でもあるナルトに反発するボルトは中忍試験には出ないとごねる。サラダの説得もありボルトはサラダたちと中忍試験に出ることになる。

師匠と弟子

 そして、ボルトの妹・ヒマワリの誕生日を迎えていた。家には父であるナルトが待っていた。しかしナルトの本体は帰ってきておらず、影分身だと言うことが発覚する。そのことに怒りを覚えるボルト。

 家のチャイムが鳴り、ナルトが帰って来たと思い相手を確認せずに殴りかかるボルト。家のチャイムを鳴らしたのはボルトではなくうちはサスケだ。ボルトは父とは違うかっこよさに惹かれる。そしてサスケに弟子にしてくれるように頼みこむ。

 サスケは螺旋丸が出来ないのなら弟子にはしないと言った。ボルトは螺旋丸が使える自分の上司である木の葉丸に教えを請う。ボルトは数日で螺旋丸をものにする。サスケに見せに行くとサスケは厳しい評価する。ボルトは早とちりしサスケの話を聞かずにその場を飛び出してしまう。

 街を歩いていると、化学班のカタスケと出会う。事情を聞いたカタスケはボルトに科学忍具を進める。そしてボルトは科学忍具の力を使ってサスケにもう一度螺旋丸を見せる。サスケはボルトを弟子にすると言った。

中忍試験開始

 そして中忍試験を迎える。ボルトたちは中忍試験本選に出るために選抜試験を受けていた。内容はいたってシンプルな○×クイズだ。ボルトたちは試験の意図を理解し見事潜り抜ける。その夜、ナルトから祝いのメッセージが届く。

 サスケとの修行をこなしながら二次試験を受けていた。二次試験は旗の取り合いだった。ボルトは相手の予想外の策に窮地に陥っていた。ボルトの脳裏にナルトから届いたメッセージがちらつく。だから、ボルトは中忍試験では禁止されていた科学忍具を使った。そのおかげもあり、無事二次試験を突破する、というところで1巻は終わっています。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシ-ンは、ナルトから一次試験突破のお祝いのメッセージが届くところです。ナルトも父親としていろいろ悩んでいるという感じと、ボルトの嬉しいけれど素直に喜べないところがなんだか思春期なんだろうなと思います。

よる。 2021/3/15

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約束のネバーランド 6 どんな現実にも希望を忘れないたくましい子供たち[よるの読書感想#52]

約束のネバーランド 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

約束のネバーランド 6 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です

エマたちを救う者たち

 レイはハウスからの追手に追われていた。鬼たちの統制された無駄のない動きに徐々にレイは追い詰められていく。だがレイは諦めることをしない。生きてエマたちに会うために。

 体力もつき鬼に囲まれ絶体絶命のレイを救うものがいた。倒れていたレイを引き上げその場から走り去る。意識を失ったレイが再び目を覚ますとそこは洞窟のような場所だった。そのそばには眠るエマの姿があった。

 エマはすぐに目を覚ましレイと情報交換をする。2人は別々の場所で頭巾をかぶった男女に助けられていた。そこにエマたちを助けた女の子がやってくる。皆の元へ案内すると言って少女が歩き出す。当たり障りのない会話をしていると、レイは気がつく。少女の足が人間の足ではないことに。少女が鬼であることに気がつく。

 レイが少女に問い詰めていると、後ろからソンジュと呼ばれていた鬼がやってくる。エマは兄弟たちを心配し走りだす。その先には兄弟たちの姿があった。ムジカと名乗った少女は人を食べない鬼だった。

千年前に交わされた約束

 皆が眠りに就いた頃、エマとレイはソンジュに会いに行っていた。外の世界について。ソンジュの話では、かつては農園なんてものはなくただ鬼が人間を食らい、人間もまた鬼を憎み殺していた。そしてお互い狩り合わない、お互いの棲む世界を分けると言う約束を鬼と人間の間で交わされた。エマたちがいる世界は鬼側の世界だ。エマたちはその事実を聞き喜ぶ。人間の世界があることに。

 追手の鬼たちはレイが残したメッセージを見つけていた。そして姿を消した子供たちを探していた。一方エマたちはソンジュたちが作った地下道を進んでいた。地下道を進んでいる間、ムジカとソンジュはエマたちに外の世界を生き抜く知識と技術を教えてくれた。

 そして地上へ出ると言うソンジュにエマは同行する。エマはソンジュに教わる。生き物の殺し方を。エマは狩りの仕方とグプナと呼ばれる儀式も学んだ。地下道に戻るとソンジュに他の農園からの脱走者はいないのかと聞いた。

 ソンジュは否定の言葉と共に農園の種類を教えてくれた。エマたちがいたのは高級農園と呼ばれる部類のもので、他にある多くの農園はただ生かして太らせる量産型農園だと。

地下シェルター

森に入って6日目。出口にたどり着く。ムジカたちと別れを惜しむ兄弟たちをレイがなだめる。そしてムジカはエマにだけ聞こえる声量で「七つの壁を探せ」と残す。エマたちは荒野を歩き続け、目的の座標にたどり着く。

 だがそこはなにもない荒野。レイはある仮説を立てていた。ペンの仕掛けが途中までしか見られなかったのは、目的の場所までいかないと見られないのではないかと。仕掛けを解き進めると、地図のようなものが表示された。レイは地下室の地図だと判断し、皆で入口を探す。

 入口はすぐに見つかった。中は人間用の地下シェルターだった。とある扉の前で声が聞こえる事に気がつく。扉を開けるとそこには男の人がいたところで終わっています。男の人は何者なのか、エマたちは人間の世界に渡れるのか気になります。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、エマがムジカに自分の兄弟たちを紹介するシーンです。ハウスを脱獄する前にレイから渡されていた写真です。そこにはノーマンとエマが写った写真もあります。エマの決意やたくましさなども感じられるシーンだと思います。

よる。 2021/3/8

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約束のネバーランド 5 自由を手にした子供たちの一日目!過酷な環境にも負けない![よるの読書感想#51]

約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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自由への大きな一歩

 ノーマンの計画通り脱獄を進めるエマたち。脱獄に気がついたママがエマたちの後を追うものを止める子供がいた。フィルだ。エマたちは4歳以下の子供たちをハウスに残す決断をしていた。

 エマはフィルだけにハウスの正体を話していたのだ。残した子供たちを、他のプラントの子供たちを救うために二年以内に戻ることを決意していた。橋までまだ距離が残る中エマたちの脱走を知らせる警報が鳴り響く。

 だがエマたちは橋ではなく崖を乗り越えて対岸に渡るつもりだ。ドンやギルダを始め、脱走に加わった子供たちは手際よく対岸に渡っていく。全員が対岸に渡った頃エマたちを追っていたママがエマたちの後ろ姿をとらえるがすでに渡った。ママに追いつくすべはない。

想定外の環境にも負けません

 エマたちはハウスから脱走し森へと踏みこんでいた。エマとレイは今後の計画について話していた。エマは無策で飛び出していたわけではなかった。ノーマンが計画と共に1本のペンを託していた。そのペンにはいくつものの仕掛けがあった。

 そんな時前を歩いていたトーマがラニオンがいなくなったと騒いでいた。そしてレイは気がつく。あたりに声がしないことを。一緒に脱獄した子供たちがいないことを。思考を巡らしていると、エマたちの立っていた樹の根が突然くぼむ。そのまま地下に落ちるエマたち。地下にはいなくなった兄弟たちがいた。

地下道を歩いているとひらけた場所に出る。そして道はそこで行き止まりだった。ドンが1本の木に登ろうとするとナットが上空を指差し悲鳴を上げる。そこには干からびた動物たちがつるされていた。

 そしてレイとエマは地下道の正体に気がつく。襲い来る植物に対応策に思考を巡らせていると、エマがミネルヴァの冒険小説をカバンから引っ張り出す。エマは冒険小説の中の一節と目の前の植物が似ていると言い出した。エマはその冒険小説が外の世界のガイドブックだと確信していた。

 本の内容を知っているエマとレイは対応策も知っていた。樹の根が接触で襲ってくることを。それを皆に教え落ち着かせる。そして天井に穴を開け冷気で植物たちを動けなくさせる。

 地上に出るとエマたちはガイドブックに書かれていた真水を溜めこむイソギンチャクを見つける。そしてエマたちは歩みを進める。レイは途中で中断したペンの仕掛けを解いていた。

2ヶ月間の成果と追手

 レイはペンの仕掛けを見抜き解いていく。そしてミネルヴァのメッセージを読んだところで、なにかを警戒するレイとエマ。そして鬼が襲い来る。問答無用で襲い来る鬼にエマたちはハウスからの追手ではないこと確信する。

 鬼に追われるさなかドンの指示で運動の苦手な兄弟たちと二手に分かれ地形を生かし逃げる。レイは野生の鬼をなんとかするべく、思考を巡らせ地下道に落とすことを思いつく。エマと別れ野生鬼を地下に落とす寸前野生鬼の首が飛ぶ。

ハウスからの追手だ。レイは追手の話しの内容からエマたちが無事なことを知る。レイはエマたちから追手を引き離すため自分に注意を向ける。レイが戻らないことを不審に思ったエマはレイを探しに行こうとするが倒れてしまう。そんな時、一人の少女が現れた所で終わっています。

よる。のお気に入りのシーン

 私のお気に入りのシーンはママがエマたちに負けたことを認めるシーンです。ママにもいろんな過去や想いがあって、冷酷なイメージが強かったけれど、エマたちを見送るシーンは子供たちの巣立ちを見送る母親のように見えました。

よる。 2021/3/1

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約束のネバーランド 4 託された願いをかなえるために絶望に立ち向かう子供たち[よるの読書感想#50]

約束のネバーランド 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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秘められた覚悟

 ノーマンが明日出荷されることを知ったエマたち。エマは恐怖で染まっていた。ノーマンが死んでしまうことの事実に。レイとエマはノーマンを逃がす算段をとっていた。否定の言葉を紡ぐノーマンだったがレイとエマに却下されてしまう。

 ノーマンは自分が逃げればどうなるかぐらいわかっていた。でもエマのまっすぐな気持ちに心を動かされる。次の日ノーマンは下見を決行していた。そしてそのまま姿を消すはずだった。しかしノーマンはハウスに戻ってきてしまう。

 ノーマンは淡々と下見の報告をする。ノーマンはレイとエマに別れの言葉を述べる。そして今まさにノーマンがハウスを旅立つときエマはノーマンに抱きつき逃がすため発信機を無効化させる機械を使おうとする。寸のところでノーマンが気が付きエマをはがす。

 エマはノーマンを死なせたくなかった。だが、ノーマンは死ぬ覚悟が出来ていた。そして旅立つ時間がきてしまう。それでも諦めきれないエマにママはエマにしか聞こえない声で脅す。そしてノーマンはハウスから旅立った。

受け入れられない現実

 ノーマンが出荷された事実を受け入れられないエマ。いないとわかっていてもノーマンを探してしまう。レイもノーマンが出荷されたショックで脱獄を諦めていた。失意の底に沈むエマの元にママがやってくる。

 ママはエマにすべてを諦めるように諭すように話す。さらにエマが望めばママ候補に推薦すると言った。だがエマは抵抗を続ける。諦めない。だが、なにもできず時間だけが過ぎていった。

脱獄決行

 そして月日はレイの誕生日前夜まで進む。レイはエマに問いかける。脱獄を諦めたのかと。エマもレイも脱獄を諦めていなかったのだ。2人は諦めたふりをして脱獄の準備を進めていたのだ。

 エマはあえて何もしないことで監視をするママの目を他に向けさせないようにしていたのだ。エマは脱獄がいつでもできる状況にあることをレイに伝え明日の昼脱獄しようと持ちかける。

 レイは別の案を持ちかける。夜ハウスに火をつけ火事を起こし避難という形で脱獄を決行しようというものだった。レイは今夜脱獄させる気だ。レイは床に準備してあったオイルを床にまいていく。

 エマは気にかかっていることをレイに聞く。もしママが建物を放棄し自分たちから目を離さなかったらどうするのかと。そうするとレイは自分にオイルをかける。そしてレイは火を放つ。

 一方ママはエマの叫び声を聞き火事場となっている食堂へと急ぐ。エマの反応や肉の焼けるにおい、更に火の中にある発信機。ママは子供たちの避難を難聴者に任せると、火の中にいるであろうレイを救おうと火を消そうとするが火は消えない。

託されていた脱獄計画

 エマにも逃げるように指示するがそこにエマの姿はない。発信機を見ると近くに反応がある。煙を吸い動けなくなっているのかと焦るママは確認しに行くがそこにエマの姿はない。代わりにあったのは切り落とされた耳。

 そこでママは気がつく。子供たちがスリッパではなく靴を履いていたことに。時間は火事が起きる前、火をともしたマッチが落ちる寸前。エマは手でマッチを拾う。エマは知っていたのだ。レイが火事を起こすことを。自分に火をつけることを。

 そこにラニオンとトーマがやってくる。ラニオンとトーマはてきぱきと行動する。オイルの中にレイの代わりとなる肉や衣服、髪を広げていく。そしてエマは火を放つ。すべてはノーマンの計画通りだったのだ。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、ノーマンの出荷を防ぐためにエマがむちゃくちゃな案を出すところです。ノーマンを救うため、死なせないためになりふり構わないエマの姿はまっすぐで眩しいです。

よる。 2021/2/23


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約束のネバーランド 3 最後に待ち受ける衝撃の展開!一瞬たりとも眼が離せない1冊![よるの読書感想#49]

約束のネバーランド 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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前巻までのお話

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 GFハウスの正体を知ったエマたちは全員での脱獄を計画する。逃走力を上げるため鬼ごっこを訓練の一環として行うエマたち。さらにドンとギルダを仲間に引き入れる話しと同時に子供たちの中に内通者がいる事が判明する。

 ノーマンの策略により内通者はレイだということが判明した。レイは寝返る代わりに全員での脱獄を諦めるように言ってきた。エマとギルダはハウスに秘密の部屋があることを突き止めていた。さらに食用児の味方かもしれない人物を図書室から見つけていたエマ。一方ドンとギルダは秘密の部屋に入ろうとしていた。

秘密の部屋の真実

 エマは食用児の味方かもしれないウィリアム・ミネルヴァさんの本に付いている蔵書票をノーマンに見せていた。ノーマンは蔵書票を注意深く見ると描かれている円がモールス符号になっていることに気がつく。エマはモールス符号のない本と約束の意味合いを持つモールス符号の本は道標なる本だと言いのける。根拠は勘だが。

 一方ギルダとドンは秘密の部屋に侵入していた。中は一見すると物置部屋のように見えたが地下室を見つける。地下室には通信手段の他にコニーの人形を始め里親に出されたはずの子供たちが持って出っていたおもちゃの数々があった。そしてドンとギルダはノーマンの話しに疑念を持つ。

 そんなさなかママが書斎に戻ってきた。ドンとギルダはママに気がつかれないように逆の扉から脱出を図る。食堂に向かったエマたちはドンとギルダの姿が見当たらないことに気がつく。戻ってきたドンとギルダを問い詰めようとするレイだったがノーマンが制止をかける。

家族だからこそ頼ってほしい気持ち

 人目がないところでドンとギルダは地下室に入ったことを白状した。軽率な行動に怒るレイだったが、逆にドンはエマたちの話が嘘だということを切り出した。エマの反応を見たドンは本当のこと話すように問い詰める。

 ドンとギルダに真実を話すと、ドンは嘘をつかれていたことに怒りノーマンとレイを殴る。エマをも殴ろうとした時ドンは本音を漏らす。そして頭を冷やすと言ってドンは食堂を後にする。

 エマは自分の行動を反省し、ドンとギルダを追いかけ謝罪する。ドンも殴ったことを後悔し謝罪する。更に2人は地下室に行ったことも謝罪する。レイはコニーを黙って見送ったことやドンに濡れ衣を着せた後ろめたさから謝罪を口にする。エマは真実を知った2人に改めて脱獄を手伝ってくれるか聞いた。2人の答えは言わずともわかる。

シスターと探り合い

 脱獄の準備として5人は下見の準備をしていた。レイにはママにうその情報を流してもらっていた。レイを除く4人で下見の計画をたてていると、シスターが現れた。シスターは昨晩の騒動を見ており5人が脱獄しようと気が付いていた。

 そのうえでシスターは自分と組まないかと言ってきた。シスターは現ママであるイザベラを引きずり落とし自分がママになりたいと言ってきた。そのために脱獄を手伝うと言っているが、ノーマンはシスターの真意に気がついていた。

 シスターは今夜自分の部屋に来るように言って去っていた。ノーマンは簡単にシスターの真意について話す。そしてその夜、ノーマンとエマはシスターの部屋を訪ねる。エマたちは発信機を確認するコンパクトを見せるよう要求する。シスターは発信機の場所と壊すと本部とコンパクトに通知されることも教えてくれた。

 エマたちはシスターにママの出身や警備について聞いた。聞きたいことだけ聞き部屋を去ろうとすると、シスターはエマたちがすでに発信機の壊し方を突き止めていることをほめた。もちろんエマたちはそんなことは口にしていない。しかしシスターはエマたちの些細な変化や仕草を見逃さなかったのだ。

最後の悪足掻き

 5人は下見の計画の最終確認をしていた。さらにレイはいつでも発信機を壊せる算段をつけていた。一方シスターはエマたちが発信機どう壊すかを考えていた。道具を使うと考えがさ入れを開始する。

 レイはシスターの気を引く為餌を敷いていた。そして見事シスターはその餌に食いつく。シスターはその餌がママの弱みだということに気がつく。喜んでいると、シスターの元にママがやってくる。

 ママはシスターに手紙を渡す。内容はシスターを飼育監に任命するといものだった。シスターはこれがママの罠だということに気がつくが手紙が本物なのは事実だった。荷物をまとめ門に向かうとそこには大母様と呼ばれる人物がいた。シスターはレイからの情報を直訴し、エマたちが脱獄を企てていることを話す。だが大母様はイザベラに任せておけば問題ないと言って去っていく。そしてシスターは最初から勝ち目がないことを悟り鬼の手にかかる。シスターは最後の悪足掻きとしてノーマンたちにあるものを託していた。

飼育監と食用児
 エマたちは自由時間を使って下見を進めていた。レイはママを引き付けるために行動していたがシスターの姿が見えないことに不審感を抱いていると、ママからシスターは排除したと伝えられた。驚いて確認するとママはさらに言葉を続け、レイとの取引をやめると言い出した。ママは事情が変わったと言いこれからは自分一人で制御するといった。

 そしてレイは空き部屋に閉じ込められてしまう。レイはなんとか出ようとドアを蹴破る。そこには計画と違うことが起きていることを不審に思ったドンが着ていた。レイはドンとギルダを連れて、下見を強行させるためにママを追いかける。

 一方ママはすでにエマとノーマンの元にいた。ママはエマたちに語りかける。ママとしてではなく飼育監として。ママは諭すようにエマたちに語りかける。そのやり口にエマたちは即出荷ではなく制御しに来ていると気がついた。

 エマとノーマンはここからは直接支配されることに気が付き、下見を強行しに出る。そのうえでエマはママの足止めをしようと動いた。ノーマンが塀へと走り出したその時、ママはエマの足をためらいなく折った。そしてママは淡々と告げる。明日、ノーマンが出荷されると。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、ドンが泣きながら悔しさを語るシーンです。家族だから、兄弟だから力になってあげたい。守ってあげたいのに上手くいかない現実に悔しさをあらわにするドン。普段のドンからは見えない姿だなと思います。

よる。 2021/2/19

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約束のネバーランド 2 新たな敵が現れても諦めない!逆境に立ち向かう子供たちの脱獄劇![よるの読書感想#48]

約束のネバーランド 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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前巻までのお話

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 孤児院GFハウスに住む38人の子供たち。ある日エマとノーマンは里親に出されることになったコニーの忘れ物を届けに向かうと、そこには変わり果て姿のコニーの姿と人型の怪物を目にする。更にママは自分たちを怪物の食料にするために育ててきたことがわかった。

 もう家族を失いたくないと願うエマたちは生き延びるために情報収集を開始する。そして毎日繰り返されるテストは怪物たちが好むより発達した脳を育てるためだと結論付けた。エマとノーマンは同い年のレイを新たな仲間として加え、本格的に施設からの脱獄を計画する。

ハイレベルな鬼ごっこ

 エマは発信機が耳に埋められているという発見をノーマンとレイに伝える。レイとノーマンは発信機が壊れた時にだけ通知されると仮定した。そしてレイが発信機の壊し方に考えがあると言って発信機についてはレイに一任されることになった。

 そして脱獄時の逃走力を上げるために鬼ごっこを使った訓練を開始する。体の使い方をエマが、頭の使い方はノーマンとレイが教えることになった。そんなさなかシスターが鬼ごっこに参加したいと言い出した。

 シスターを鬼にして鬼ごっこが開始される。鬼ごっこに参加したシスターは子供たちのレベルの高さに驚く。本気を出したシスターはどんどん子供たちを捕まえていく。そして残り5人にまで減っていた。エマはシスターに追われているさなか途中で見つけたフィルとビビアンを抱えて逃げる。

 死角になる岩場に身を隠すとシスターはエマを探しながら話しかける。シスターはエマたちの味方だと言っていた。言葉の真意を探る前にエマは見つかってしまう。残りはノーマンとレイだけになった。シスターは体力のないノーマンから追いはじめるが、ノーマンは捕まらない。そしてレイがシスターの背後をとったところで時間切れとなる。

子供たちの中の裏切り者

 鬼ごっこを模した訓練はチームを組んで行われることになった。そしてドンとギルダにも事情を話し仲間に引き入れる算段をとっていた。ノーマンはさらにママの手の内までも読んでいた。

 そんな時ある可能性が浮上する。子供たちの中に内通者がいる可能性だ。ノーマンはそこに対しても手を打っていた。そして発信機が壊せる算段が10日でつくと知ったノーマンは脱獄を10日後に決行すると言いのけた。

 エマとノーマンはギルダとドンを仲間に引き入れる時には本当のことは言わないと決めていた。ドンとギルダには兄弟たちが里親に出されているのではなくて人身売買されているという嘘をついた。あり得ないと疑っていた2人だったが最終的には信じてくれ、脱獄の計画にも乗ってくれた。

 その晩、皆が寝静まった夜ギルダがシスターの部屋を訪れていた。内通者かもしれないと疑ったエマは扉の向こうから聞き耳を立てる。内容はギルダの悩み事がないかということだった。ギルダはなにもないと答え、シスターのはったりにも引っかからず部屋を後にする。エマはギルダが内通者ではないことを喜んでいた。

内通者は身近なあの子

 ノーマンとレイはシスターがママとは別に動いていると確信していた。ノーマントレイは内通者を探るべくダミーのロープの隠し場所をドンとギルダに教えていた。そして無くなったのはドンに教えた隠し場所だった。

 そしてノーマンは確信する。ドンではなくレイが内通者だということを。ノーマンは実はドンとギルダには別の隠し場所を伝えていたのだ。ドンは濡れ衣を着させられただけだと判断した。

 レイはあっさりと内通者だということを認めた。ノーマンはレイが内通者だということをシスターが来た日から疑っていたのだ。レイは即席の内通者ではなくずっと前から内通者であることも認めた。

最強のカード

 ノーマンはレイに今度は自分の内通者になるように言う。そしてノーマンはレイがわざとコニーの人形を隠しハウスの正体に気がつかせたことも見抜いていた。レイはハウスの正体を最初から見抜いていたのだ。レイは協力する代わりに即出荷しないこと、仕事をしたら報酬をもらうことを条件にママの内通者をやっていたのだ。

 レイは報酬として外の世界のおもちゃを手に入れていた。さらにレイは発信機の現物を見ており壊し方も突き止めていた。レイは寝返る代わりに条件を提示してきた。エマを騙し全員での脱獄を諦めることだった。

食用児たちの味方

 ノーマンは全員での脱獄を諦めていなかった。そして内通者がレイであることも話しあぐねていた。エマが内通者について聞くと、レイから自白した。驚くエマだったがノーマンの説明によって理解する。

 そしてエマはハウスに子供たちが知らない秘密の部屋があることをギルダと共に突き止めていた。レイはママが本部に定時連絡をするための部屋だと予想した。ドンが秘密の部屋に潜入しようと言うが、レイがリスクのほうが大きいと言って中止になった。

 更にエマは食用児たちの味方かもしれない人物を図書室から見つけていた。ウィリアム・ミネルヴァという人物だ。詳しい情報は一切判明していないが、ミネルヴァは本を通してメッセージを残していることがわかった。

 一方ドンは秘密の部屋に入ることを諦めていなかった。一瞬の隙をついてママから親鍵をすりギルダと共に秘密に部屋に入ろうとしているところで2巻は終わっています。全員で脱獄することは叶うのか気になるところです。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、例え内通者であっても兄弟に悪い子はいないと言うエマです。兄弟のことが大好きなエマだからこその発言で、エマの優しさが特に見えたシーンだと思います。

よる。 2021/2/18

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