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約束のネバーランド 4 託された願いをかなえるために絶望に立ち向かう子供たち[よるの読書感想#50]

約束のネバーランド 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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の読書感想です

秘められた覚悟

 ノーマンが明日出荷されることを知ったエマたち。エマは恐怖で染まっていた。ノーマンが死んでしまうことの事実に。レイとエマはノーマンを逃がす算段をとっていた。否定の言葉を紡ぐノーマンだったがレイとエマに却下されてしまう。

 ノーマンは自分が逃げればどうなるかぐらいわかっていた。でもエマのまっすぐな気持ちに心を動かされる。次の日ノーマンは下見を決行していた。そしてそのまま姿を消すはずだった。しかしノーマンはハウスに戻ってきてしまう。

 ノーマンは淡々と下見の報告をする。ノーマンはレイとエマに別れの言葉を述べる。そして今まさにノーマンがハウスを旅立つときエマはノーマンに抱きつき逃がすため発信機を無効化させる機械を使おうとする。寸のところでノーマンが気が付きエマをはがす。

 エマはノーマンを死なせたくなかった。だが、ノーマンは死ぬ覚悟が出来ていた。そして旅立つ時間がきてしまう。それでも諦めきれないエマにママはエマにしか聞こえない声で脅す。そしてノーマンはハウスから旅立った。

受け入れられない現実

 ノーマンが出荷された事実を受け入れられないエマ。いないとわかっていてもノーマンを探してしまう。レイもノーマンが出荷されたショックで脱獄を諦めていた。失意の底に沈むエマの元にママがやってくる。

 ママはエマにすべてを諦めるように諭すように話す。さらにエマが望めばママ候補に推薦すると言った。だがエマは抵抗を続ける。諦めない。だが、なにもできず時間だけが過ぎていった。

脱獄決行

 そして月日はレイの誕生日前夜まで進む。レイはエマに問いかける。脱獄を諦めたのかと。エマもレイも脱獄を諦めていなかったのだ。2人は諦めたふりをして脱獄の準備を進めていたのだ。

 エマはあえて何もしないことで監視をするママの目を他に向けさせないようにしていたのだ。エマは脱獄がいつでもできる状況にあることをレイに伝え明日の昼脱獄しようと持ちかける。

 レイは別の案を持ちかける。夜ハウスに火をつけ火事を起こし避難という形で脱獄を決行しようというものだった。レイは今夜脱獄させる気だ。レイは床に準備してあったオイルを床にまいていく。

 エマは気にかかっていることをレイに聞く。もしママが建物を放棄し自分たちから目を離さなかったらどうするのかと。そうするとレイは自分にオイルをかける。そしてレイは火を放つ。

 一方ママはエマの叫び声を聞き火事場となっている食堂へと急ぐ。エマの反応や肉の焼けるにおい、更に火の中にある発信機。ママは子供たちの避難を難聴者に任せると、火の中にいるであろうレイを救おうと火を消そうとするが火は消えない。

託されていた脱獄計画

 エマにも逃げるように指示するがそこにエマの姿はない。発信機を見ると近くに反応がある。煙を吸い動けなくなっているのかと焦るママは確認しに行くがそこにエマの姿はない。代わりにあったのは切り落とされた耳。

 そこでママは気がつく。子供たちがスリッパではなく靴を履いていたことに。時間は火事が起きる前、火をともしたマッチが落ちる寸前。エマは手でマッチを拾う。エマは知っていたのだ。レイが火事を起こすことを。自分に火をつけることを。

 そこにラニオンとトーマがやってくる。ラニオンとトーマはてきぱきと行動する。オイルの中にレイの代わりとなる肉や衣服、髪を広げていく。そしてエマは火を放つ。すべてはノーマンの計画通りだったのだ。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、ノーマンの出荷を防ぐためにエマがむちゃくちゃな案を出すところです。ノーマンを救うため、死なせないためになりふり構わないエマの姿はまっすぐで眩しいです。

よる。 2021/2/23


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