約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です
自由への大きな一歩
ノーマンの計画通り脱獄を進めるエマたち。脱獄に気がついたママがエマたちの後を追うものを止める子供がいた。フィルだ。エマたちは4歳以下の子供たちをハウスに残す決断をしていた。
エマはフィルだけにハウスの正体を話していたのだ。残した子供たちを、他のプラントの子供たちを救うために二年以内に戻ることを決意していた。橋までまだ距離が残る中エマたちの脱走を知らせる警報が鳴り響く。
だがエマたちは橋ではなく崖を乗り越えて対岸に渡るつもりだ。ドンやギルダを始め、脱走に加わった子供たちは手際よく対岸に渡っていく。全員が対岸に渡った頃エマたちを追っていたママがエマたちの後ろ姿をとらえるがすでに渡った。ママに追いつくすべはない。
想定外の環境にも負けません
エマたちはハウスから脱走し森へと踏みこんでいた。エマとレイは今後の計画について話していた。エマは無策で飛び出していたわけではなかった。ノーマンが計画と共に1本のペンを託していた。そのペンにはいくつものの仕掛けがあった。
そんな時前を歩いていたトーマがラニオンがいなくなったと騒いでいた。そしてレイは気がつく。あたりに声がしないことを。一緒に脱獄した子供たちがいないことを。思考を巡らしていると、エマたちの立っていた樹の根が突然くぼむ。そのまま地下に落ちるエマたち。地下にはいなくなった兄弟たちがいた。
地下道を歩いているとひらけた場所に出る。そして道はそこで行き止まりだった。ドンが1本の木に登ろうとするとナットが上空を指差し悲鳴を上げる。そこには干からびた動物たちがつるされていた。
そしてレイとエマは地下道の正体に気がつく。襲い来る植物に対応策に思考を巡らせていると、エマがミネルヴァの冒険小説をカバンから引っ張り出す。エマは冒険小説の中の一節と目の前の植物が似ていると言い出した。エマはその冒険小説が外の世界のガイドブックだと確信していた。
本の内容を知っているエマとレイは対応策も知っていた。樹の根が接触で襲ってくることを。それを皆に教え落ち着かせる。そして天井に穴を開け冷気で植物たちを動けなくさせる。
地上に出るとエマたちはガイドブックに書かれていた真水を溜めこむイソギンチャクを見つける。そしてエマたちは歩みを進める。レイは途中で中断したペンの仕掛けを解いていた。
2ヶ月間の成果と追手
レイはペンの仕掛けを見抜き解いていく。そしてミネルヴァのメッセージを読んだところで、なにかを警戒するレイとエマ。そして鬼が襲い来る。問答無用で襲い来る鬼にエマたちはハウスからの追手ではないこと確信する。
鬼に追われるさなかドンの指示で運動の苦手な兄弟たちと二手に分かれ地形を生かし逃げる。レイは野生の鬼をなんとかするべく、思考を巡らせ地下道に落とすことを思いつく。エマと別れ野生鬼を地下に落とす寸前野生鬼の首が飛ぶ。
ハウスからの追手だ。レイは追手の話しの内容からエマたちが無事なことを知る。レイはエマたちから追手を引き離すため自分に注意を向ける。レイが戻らないことを不審に思ったエマはレイを探しに行こうとするが倒れてしまう。そんな時、一人の少女が現れた所で終わっています。
よる。のお気に入りのシーン
私のお気に入りのシーンはママがエマたちに負けたことを認めるシーンです。ママにもいろんな過去や想いがあって、冷酷なイメージが強かったけれど、エマたちを見送るシーンは子供たちの巣立ちを見送る母親のように見えました。
よる。 2021/3/1
- 作者:出水ぽすか 白井カイウ
- 発売日: 2020/10/08
- メディア: コミック
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