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約束のネバーランド 2 新たな敵が現れても諦めない!逆境に立ち向かう子供たちの脱獄劇![よるの読書感想#48]

約束のネバーランド 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

約束のネバーランド 2 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です

前巻までのお話

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 孤児院GFハウスに住む38人の子供たち。ある日エマとノーマンは里親に出されることになったコニーの忘れ物を届けに向かうと、そこには変わり果て姿のコニーの姿と人型の怪物を目にする。更にママは自分たちを怪物の食料にするために育ててきたことがわかった。

 もう家族を失いたくないと願うエマたちは生き延びるために情報収集を開始する。そして毎日繰り返されるテストは怪物たちが好むより発達した脳を育てるためだと結論付けた。エマとノーマンは同い年のレイを新たな仲間として加え、本格的に施設からの脱獄を計画する。

ハイレベルな鬼ごっこ

 エマは発信機が耳に埋められているという発見をノーマンとレイに伝える。レイとノーマンは発信機が壊れた時にだけ通知されると仮定した。そしてレイが発信機の壊し方に考えがあると言って発信機についてはレイに一任されることになった。

 そして脱獄時の逃走力を上げるために鬼ごっこを使った訓練を開始する。体の使い方をエマが、頭の使い方はノーマンとレイが教えることになった。そんなさなかシスターが鬼ごっこに参加したいと言い出した。

 シスターを鬼にして鬼ごっこが開始される。鬼ごっこに参加したシスターは子供たちのレベルの高さに驚く。本気を出したシスターはどんどん子供たちを捕まえていく。そして残り5人にまで減っていた。エマはシスターに追われているさなか途中で見つけたフィルとビビアンを抱えて逃げる。

 死角になる岩場に身を隠すとシスターはエマを探しながら話しかける。シスターはエマたちの味方だと言っていた。言葉の真意を探る前にエマは見つかってしまう。残りはノーマンとレイだけになった。シスターは体力のないノーマンから追いはじめるが、ノーマンは捕まらない。そしてレイがシスターの背後をとったところで時間切れとなる。

子供たちの中の裏切り者

 鬼ごっこを模した訓練はチームを組んで行われることになった。そしてドンとギルダにも事情を話し仲間に引き入れる算段をとっていた。ノーマンはさらにママの手の内までも読んでいた。

 そんな時ある可能性が浮上する。子供たちの中に内通者がいる可能性だ。ノーマンはそこに対しても手を打っていた。そして発信機が壊せる算段が10日でつくと知ったノーマンは脱獄を10日後に決行すると言いのけた。

 エマとノーマンはギルダとドンを仲間に引き入れる時には本当のことは言わないと決めていた。ドンとギルダには兄弟たちが里親に出されているのではなくて人身売買されているという嘘をついた。あり得ないと疑っていた2人だったが最終的には信じてくれ、脱獄の計画にも乗ってくれた。

 その晩、皆が寝静まった夜ギルダがシスターの部屋を訪れていた。内通者かもしれないと疑ったエマは扉の向こうから聞き耳を立てる。内容はギルダの悩み事がないかということだった。ギルダはなにもないと答え、シスターのはったりにも引っかからず部屋を後にする。エマはギルダが内通者ではないことを喜んでいた。

内通者は身近なあの子

 ノーマンとレイはシスターがママとは別に動いていると確信していた。ノーマントレイは内通者を探るべくダミーのロープの隠し場所をドンとギルダに教えていた。そして無くなったのはドンに教えた隠し場所だった。

 そしてノーマンは確信する。ドンではなくレイが内通者だということを。ノーマンは実はドンとギルダには別の隠し場所を伝えていたのだ。ドンは濡れ衣を着させられただけだと判断した。

 レイはあっさりと内通者だということを認めた。ノーマンはレイが内通者だということをシスターが来た日から疑っていたのだ。レイは即席の内通者ではなくずっと前から内通者であることも認めた。

最強のカード

 ノーマンはレイに今度は自分の内通者になるように言う。そしてノーマンはレイがわざとコニーの人形を隠しハウスの正体に気がつかせたことも見抜いていた。レイはハウスの正体を最初から見抜いていたのだ。レイは協力する代わりに即出荷しないこと、仕事をしたら報酬をもらうことを条件にママの内通者をやっていたのだ。

 レイは報酬として外の世界のおもちゃを手に入れていた。さらにレイは発信機の現物を見ており壊し方も突き止めていた。レイは寝返る代わりに条件を提示してきた。エマを騙し全員での脱獄を諦めることだった。

食用児たちの味方

 ノーマンは全員での脱獄を諦めていなかった。そして内通者がレイであることも話しあぐねていた。エマが内通者について聞くと、レイから自白した。驚くエマだったがノーマンの説明によって理解する。

 そしてエマはハウスに子供たちが知らない秘密の部屋があることをギルダと共に突き止めていた。レイはママが本部に定時連絡をするための部屋だと予想した。ドンが秘密の部屋に潜入しようと言うが、レイがリスクのほうが大きいと言って中止になった。

 更にエマは食用児たちの味方かもしれない人物を図書室から見つけていた。ウィリアム・ミネルヴァという人物だ。詳しい情報は一切判明していないが、ミネルヴァは本を通してメッセージを残していることがわかった。

 一方ドンは秘密の部屋に入ることを諦めていなかった。一瞬の隙をついてママから親鍵をすりギルダと共に秘密に部屋に入ろうとしているところで2巻は終わっています。全員で脱獄することは叶うのか気になるところです。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、例え内通者であっても兄弟に悪い子はいないと言うエマです。兄弟のことが大好きなエマだからこその発言で、エマの優しさが特に見えたシーンだと思います。

よる。 2021/2/18

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