葬送のフリーレン(3) (少年サンデーコミックス) の読書感想です。
このマンガがすごい!2021 オトコ篇 第2位の作品です。
これまでのお話
2巻では、戦士・アイゼンの弟子を仲間に引き入れたフリーレンたち。そして魂の眠る地を目指す道中魔王軍の残党で大魔族でもある七崩賢・断頭台のアウラと衝突するところで終わっています。
少しずつフリーレンの過去が紐解かれていく
アウラと相対するフリーレン。アウラは服従の天秤を使ってフリーレンに攻撃を仕掛けるがフリーレンはそれに対抗する。
伯爵を安全な場所に避難させたフェルンとシュタルクは、魔族の急襲を受ける。フェルンは血を操る魔法を使う魔族と、シュタルクは模倣する魔法を使う魔族と戦うことになった。
シュタルクは師匠であるアイゼンの動きを真似されていることに驚いていだが、すぐに違いを見抜き一撃で仕留める。フェルンも魔族の隙を見逃さず致命傷となる魔法を打ち込み勝利した。
ここで少しずつフリーレンの過去が紐解かれていく。フリーレンはとあるエルフの集落の生き残りだった。魔族に仲間を殺されていた。生き残ったフリーレンを引き取ったのが偶然居合わせたフランメだった。フランメはフリーレンを弟子として扱った。その後人間のフランメは寿命で亡くなりフリーレンひとりで生きていくことになった時に、勇者・ヒンメルと出会うのだった。
魔王軍の残党 アウラとの戦闘
場面はアウラとの戦闘に戻る。アウラはフリーレンを服従させるため天秤にお互いの魔力を乗せる。アウラの天秤は徐々にフリーレンのほうへと傾いていく。そして、フリーレンはアウラに自害するように命じたのだった。
フリーレンの元へフェルンや伯爵が合流する。伯爵を見たフリーレンはすぐに逃げようとするが、すべてを知っている伯爵は問題にしないと言った。フリーレンは褒美として魔導書をもらうことにした。街では街を救った英傑としてもてなされた。そして必要なものを買いだし旅立ちの時が来た。
新たなる舞台、北側諸国への旅立ち
勇者ヒンメルの死から28年後の北側諸国・デッケ地方。吹雪に見舞われ遭難しかけるフリーレンたち。なんとか麓の避難小屋にたどり着くことができたが、中には上半身裸でスクワットをする人物がいた。フェルンは変態がいると言って他を探そうとするが、祖sの人物は思いのほかいい人だった。さらにフリーレンと同じエルフだった。フリーレンたちは避難小屋で約半年間過ごし冬を越えることができた。
勇者ヒンメルの死から29年後の北側諸国・シュヴェア山脈。吹雪の中目的の集落を目指す一行。フリーレンたちは里長との約束の定期的な魔物退治に向かう。そして山の主を倒すとそこには岩に突き刺さった勇者の剣があった。なんと、ヒンメルは勇者の剣を抜くことができぬまま魔王を倒していた。
勇者ヒンメルの死から29年後の北側諸国・アペティート地方。宿にてフリーレンが今日はシュタルクの誕生日だと言いだす。しらなかったフェルンはなにも用意していないと慌てる。そしてシュタルクに直接ほしいものを聞くことにするのだった。そしてフェルンたちは買い物を済ませて宿に戻るとバカでかいハンバーグを作って待っているフリーレンの姿が合った。
なぜか底なし沼にはまっている男
勇者ヒンメルの死から29年後の北側諸国・アルト森林。フリーレンはなぜか底なし沼にはまった男と話をしていた。フリーレンは魔法で男を助け、村まで送り届ける。村から離れすぐに毒蛇にかまれてしまうシュタルク。近くの教会に行くとそこには底なし沼にはまっていた男・ザインがいた。ザインは僧侶でシュタルクの毒もあっという間に治療してしまった。フリーレンたちはザインを仲間に誘うとしたところで3巻は終わっています。ザインを無事仲間にできるのか気になるところです。