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約束のネバーランド 1 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない[よるの読書感想#47]

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない

 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。

 エマ、ノーマン、レイの三人は小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。

 しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。

 真実を知った彼らを待つ運命とは。これは衝撃脱獄ファンタジーである。

孤児院の衝撃の正体を知る

 エマ、ノーマン、レイの三人はGFハウスと呼ばれる孤児院で38人の兄弟と共に過ごしていた。エマたちは変わらない毎日を過ごしていた。

 ふかふかのベッド、美味しいご飯、白ずくめの制服、首筋の認識番号、そして毎日行われるテスト。テストが終われば森でエマたちは兄弟と共に思いっきり遊ぶ毎日。ある日コニーという少女が里親に出されることが決まっていた。エマたちは別れを済まし見送ると、コニーの宝物である人形が忘れられていることに気がつくエマ。

 エマはノーマンと共にコニーに人形を届けることにした。裏口の鍵をノーマンが開け、門へと向かう。門に着き、コニーを探していると車の荷台に変わり果てたコニーの姿があった。

 動揺するエマとノーマンだったが何者かの声がして車の下に隠れ様子を窺う。声の正体は異形の姿をした鬼だった。そしてエマとノーマンは自分たちが食べられる為に育てられてきたことを知る。そしてエマは姿の見えないママの身を案じるが、ママは鬼と通じていた。

最高難易度の脱走計画

 エマたちは鬼に気がつかれる前に門から離れる。そしてエマとノーマンは脱走することを決意する。夜が明けいつもの朝が来る。エマとノーマンは脱走の計画を立て始める。森の柵の向こうへ下見に行くエマたち。そこには巨大な壁があったがエマたちはロープがあれば登れると判断した。

 日が暮れてきた頃ハウスに戻ると、森ではぐれた子がいると騒ぎになっていた。ママはコンパクトを見ると森に向かいはぐれた子をすぐに見つけてきた。その見つけ出す速さにエマとノーマンは自分たちの体に発信機が埋め込まれていることに気がつく。

エマとノーマンはロープを探して物置部屋へ忍びこむ。そこでテーブルクロスを見つけロープ代わりにする。そしてレイを仲間にしようとエマが提案する。ノーマンが自分から話すというと、後ろにレイがいた。

強力な仲間

 レイに事情を全部話すと一瞬で理解するレイ。レイは実現可能なメンバーでの脱走を提案するが、エマは全員で逃げたいと言う。無謀な提案をするエマにレイは現実を突きつけるがエマは考えを改めることはしない。

 駄々をこねるような態度のエマに対してノーマンは笑うだけだ。レイはノーマンに三人で逃げることを提案するがノーマンはエマの味方だった。レイは渋々だがエマの無謀な案に乗っかることにした。

新たな敵

 ある日ノーマンやレイ、エマの他にドンとギルダの五人がママから頼まれごとをする。三日間ママの手伝いをこなし、四日目の朝新しい妹キャロルと新たな大人、シスター・クローネがやってくる。エマたちはここでようやくママのお手伝いの真意に気がつく。

 ママに出し抜かれ悔しさをにじませるノーマンたちだったが、新たな情報源が増えた事に気がつく。新しく来たキャロルになら発信機の手術痕を見つけられるかもしれないと。さっそくエマは最年少の兄弟たちを世話しながらキャロルの体を調べる。そして耳の裏に違和感があることにかがつくところで1巻は終わっています。エマたちはママやクローネを出し抜いて家族全員で脱走することが出来るのか気になるところです。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、レイに家族全員を連れて脱獄するといったシーンです。誰よりも家族を大事にするエマだから、もう一人としてコニーのようになってほしくないという覚悟が見えたシーンだと思います。

よる。 2021/2/12

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