SPY×FAMILY 4 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です。
これまでのお話
3巻ではヨルの弟・ユーリが黄昏との結婚を怪しみ自宅を訪問する。だが、黄昏はユーリが秘密警察だと見抜き、ヨルに愛を堂々と告白することで秘密を隠しとおすことに成功する。
一方、アーニャは特待生になるべくして、社会貢献での褒章≪星≫を目指すも失敗してしまうが、超能力で溺れている少年に気付き、人命救助の功績で≪星≫を獲得する。
そのご褒美として一家は犬を飼うことを決めるというところで3巻は終わっている。
犬を買いに行く三人
そして、犬を買いに行く三人。訪れたのは組織の息がかかった軍用犬販売店。いかにもという犬が揃っており、アーニャはあからさまいやな顔をする。その反応を見た黄昏は保護センターの譲渡会に行くことにするが、新しい指令が入ってしまう。
三人は別々に行動することになる。ヨルとアーニャは譲渡会へ、黄昏は指令をこなしに行動する。
アーニャとヨルは譲渡会の会場。黄昏は外相暗殺を阻止するために奔走
アーニャとヨルは譲渡会の会場へと着くといろいろな犬を見て回る。そんな時、白い大きな犬と目が合うとその犬の心が見え、その内容が自分の家族だということに驚くアーニャ。ヨルの目を盗んで、その犬を追いかけるアーニャ。
すると、外相の暗殺を企てる組織に出会ってしまう。殺されそうになるアーニャだったが、白い犬の機転でその場から逃げ出すことに成功する。その頃、ヨルはようやくアーニャがいないことに気づく。
一方、黄昏は外相暗殺を阻止するために奔走していた。
テロリストと爆弾犬
アーニャは暗殺を企てている組織から逃げ回っていたもののついには見つかってしまう。そんなピンチを救ったのがヨルだった。一撃必殺の蹴りで組織のひとりを昏倒させる。そして、アーニャから彼らがテロリストと爆弾犬だということを知らされる。
そんな時、アーニャは白い犬が未来を見ていることに気づく。そして、その未来が父である黄昏の死であることを知ってしまう。超能力のことを言えないアーニャはひとりで黄昏を助けに行くことを決意する。
その頃黄昏はテロリストのしっぽをつかんでおり残りのテロリストを追う。
アーニャはわずかな情報から爆弾の居場所をつかむ。爆弾を解除しようとするもできるわけもなく、アーニャは扉にケチャップで文字を残しその場を去る。
時間差で爆弾の設置された扉の前まで来た黄昏は、ケチャップで残された文字を見て爆弾が設置されたトラップだと気づく。
そして、黄昏は残ったテロリストを捕まえるべく外相に扮する。そして、なんやかんやあってヨルがテロリストを捕まえて事なきを得る。
大きな白い犬改め『ボンド』は、無事一家へと言うところで4巻は終わっています。
よるのオススメポイント
私のお気に入りのシーンは、テロリストを一撃必殺の蹴りで倒してしまうヨルさんとテロリストに戦争の意味を教えるハンドラーのシーンです。アーニャを助けたいという一心でテロリストに立ち向かうその姿は母親そのものです。そして、テロリストに戦争の恐ろしさを教えるハンドラー。一見するととても冷たく恐ろしさも見えるシーンなのですが、そこには戦争の怖さを知っているハンドラーだからこその言葉なのだと思いました。
よる (2020/12/07)
SPY×FAMILY 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者:遠藤達哉
- 発売日: 2020/05/13
- メディア: Kindle版