SPY×FAMILY 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)の読書感想です。
これまでのお話
2巻では戦争を企てる東国の要人・デズモンドの計画を突きとめるため、西国諜報員の黄昏は仮初めの家族を作り、娘を名門イーデン校へと入学させることに成功する。
黄昏は標的に近づく為、標的の息子・ダミアンと同じクラスになるように書類を改ざんする。しかし、ダミアンの横暴な態度にアーニャはヨル直伝のパンチをお見舞いしてしまい、作戦は早々に破たんの危機を迎える。
さらに、ヨルの弟・ユーリが家に訪問しにくるという事態に、というところで2巻は終わっている。
黄昏の自宅へと訪問しに来たユーリ
黄昏の自宅へと訪問しに来たユーリ。さっそくユーリが一年のもの間結婚のことを黙っていたのはなぜかとヨルに問う。
そして、ヨルの答えが『忘れていたから』というものだったが、言い訳にしては苦しい言い訳だったがヨルに対して理性を持っていないユーリはそれを信じてしまう。
話は変わり、ユーリの職業の話になる。ここで黄昏は話の内容が東国の情報機関が使っている作り話のマニュアルだということに気がつく。そこからユーリは天敵の秘密警察だということを見抜く。
だが黄昏はまったく動じず逆に情報を引き出すために利用することにした。
少々問題はあったものの、なんとかユーリの訪問をやり過ごすことに成功する黄昏とよるであった。
アーニャの学校生活
場面は変わり、アーニャの学校生活について触れる。体育の授業で≪星≫がもらえると噂で聞いたアーニャは張りきっていた。
体育の内容はドッジボール。アーニャは強敵の心を読み次々とボールをかわしていく。しかし、足を滑らせ転んで絶体絶命と思いきや、ダミアンがアーニャをかばう。アーニャはヨルに教わった投球術を披露するも失敗に終わってしまいあっさりやられてしまう。結局チームは負け、≪星≫ももらえなかったが、少しはダミアンとの関係も進展したように思える。
悲惨なテストの結果が黄昏に発覚
ある日、アーニャの悲惨なテストの結果が黄昏に発覚する。なんとかアーニャの得意科目を見つけようと頑張るもなかなか見つからない。
そんななか、≪星≫を獲得するため、ボランティアに参加する黄昏とアーニャ。だが、なにをやってもうまくいかない黄昏とアーニャはとうとう帰れと言われてしまう。
その帰り道、アーニャはプールでおぼれている子供の心の声が聞こえて焦ってしまう。急いでプールに向かい迷わずプールに飛び込むアーニャ。逆にアーニャも溺れかけてしまうがそこは黄昏がしっかり助けに来る。
そして、アーニャは人命救助を行ったとして見事≪星≫を獲得する。そして、ご褒美に犬をねだるアーニャ、というところで3巻は終わっている。
よるのオススメポイント
私のお気に入りのシーンは、溺れている少年を助けるために迷わずプールに飛び込んだシーンです。その一瞬でアーニャ自身が持っている優しさや勇気がよく見えたシーンだと思います。
4巻ではどんな犬を飼うのか、最後に出てきた大きな白い犬は何者なのか気になるところです。
よる (2020/12/07)
SPY×FAMILY 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者:遠藤達哉
- 発売日: 2020/01/04
- メディア: Kindle版