#毎日小さな改善を

[毎日小さな改善を]をモットーに、けつあきらとよるが読書感想とか書いてます。

異世界拷問姫 2 残虐な世界で苦しむ主人公を 事情はなにも知らないが機械人形が慰めるシーンは心温まります[よるの読書感想#24]

異世界拷問姫 2 (MFC)

異世界拷問姫 2 (MFC) の読書感想です

1巻のお話

www.il-magnifico.com

 1巻では実の父親に殺され、異世界に召喚されたカイト。カイトを召喚したのは自らを「拷問姫」と名乗るエリザベートだった。カイトはエリザベートの執事となり14階級悪魔を倒すことになる。エリザベートの力で14階級の悪魔のひとり「騎士」を倒すことに成功する。

 そしてカイトたちは14階級の悪魔のひとり「伯爵」の情報を掴む。そして屋敷に乗り込むとカイトは伯爵の罠にはまってしまう、と言うところで1巻は終わっています。

悪魔「伯爵」の罠にハマったカイト

 14階級の悪魔のひとり「伯爵」の罠にはまってしまったカイト。生き残った少年少女たちと共に脱出を図るが、カイトは蜘蛛の化け物につかまってしまうが自らの腕を切り落とし脱出しようとするが逃げ切れない。カイトは蜘蛛の化け物に自ら食われることで少年を助けようとするが、少年は逆にカイトを助けようと食われてしまう。

悪魔「伯爵」の正体

 扉までたどり着くとそこにはひとりの少女とエリザベートがいた。エリザベートは蜘蛛を見ると虫が嫌いだと言ってすぐに片付けてしまう。手当てを受けながらカイトは別館で起こった事の顛末を話す。そして事の顛末を知ったエリザベートは遠まわしにカイトに真実を告げる。

 少女の正体は14階級の悪魔のひとり「伯爵」だったのだ。エリザベートは圧倒的な差で伯爵を追い詰める。伯爵は窮地に陥りそしてエリザベートに取引を持ちかけるがエリザベートには関係ない。伯爵を圧殺してしまう。

 帰ってきたエリザベートはさっそく機械人形の手料理を楽しむ。そしてカイトに機械人形に名前をつけるように命じる。カイトは、悩んだ末「ヒナ」と名付けた。

エリザベート暗殺

 そしてカイトに教会の関係者・クルーレスが合いに来た。クルーレスはカイトの個人調査を希望していた。カイトはエリザベートの命令もありクルーレスについていくことになった。クルーレスの目的はカイトの個人調査ではなくエリザベートを殺すことだった。クルーレスはカイトに毒でエリザベートを殺すように頼まれる。

 戻ってきたカイトは異端者の末路を見て気分を悪くしながら部屋へと戻る。部屋にはヒナが待っていた。ヒナは底抜けの明るさと優しさでカイトを癒す。ヒナの温もりの中で考えを整理したカイトはエリザベートの元へ行く。そして堂々と毒を盛る。

 そしてエリザベートは教会に保護を求めろと勧めた。カイトは言われた通り教会へと向かうが、転移した先はクルーレスの元だった。クルーレスはカイトを拷問の末 殺すつもりだったのだ。

悪魔「皇帝」の復活

 カイトはクルーレスが悪魔だと見抜いていた。そしてカイトは己の腹に書き込んだ魔法陣でエリザベートを呼び出す。エリザベートはさっそくクルーレスを殺しにかかるがクルーレスは逃げて回る。クルーレスはある場所へと向かっていた。それは14階級の悪魔のひとり「皇帝」が封印されている場所だった。クルーレスは皇帝の封印を解くと死んでしまった。

 城へと戻ったエリザベートは皇帝の封印を解いた疑惑を掛けられていた。その疑惑を解く為にも皇帝を殺さなければならなくなった。さっそくエリザベートたちは皇帝がいる城へと向かう。

家庭教師マリアンヌとの戦い

 着いた先の光景は地獄だった。かつてエリザベートが拷問の末に殺した者たちの骨で埋め尽くされていた。歩みを進めると骨たちが形をなして動き出した。骨を操っていたのはエリザベートのかつての家庭教師・マリアンヌだった。マリアンヌはエリザベートを殺しにかかる。だが、戦力差は歴然。エリザベートの優勢である。エリザベートはマリアンヌをとらえる。そしてまさにマリアンヌを殺そうとする寸前周りの時が止まったかのようにうごかなくなるところで、2巻は終わっています。一体何が起きているのか、エリザベートの過去には一体何が隠れているのか気になるところです。

よる。のお気に入りのシーン

 私の今回のお気に入りのシーンは、ヒナがカイトを慰めるシーンです。カイトの抱えている事情はなにも知らないヒナだけどカイトを心配するシーンは心温まります。

よる。 2020/12/28

異世界拷問姫 2 (MFC)

異世界拷問姫 2 (MFC)

  • 作者:倭 ヒナ
  • 発売日: 2018/03/22
  • メディア: Kindle版