異世界拷問姫 3 (MFC) の読書感想です
- 2巻のお話
- 拷問姫エリザベートは家庭教師を殺せるか...
- 姫と人形を助けるために、自分を殺した父親を玩具に...
- 再び息子を殺そうとする父親
- エリザベートはなぜ拷問姫になったのか
- ハッピーエンドだよね
- よる。のお気に入りのシーン
2巻のお話
2巻では14階級の悪魔のひとり「伯爵」を倒すことに成功するエリザベートたち。しかしクルーレスの罠により皇帝が復活してしまう。皇帝を倒すべくして城に乗り込むエリザベートたち。そこで待ち受けていたのは、かつての家庭教師マリアンヌだった。激闘の末マリアンヌをとらえ、殺す寸前カイト以外の時が止まってしまうところで2巻は終わっています。
拷問姫エリザベートは家庭教師を殺せるか...
カイト以外の時が止まった世界で、2人の少女が現れる。少女たちは宝箱のようなものカイトに見せる。そこには赤ん坊が入っていた。ただの赤ん坊ではない。14階級の悪魔のひとり「伯爵」が融合した赤ん坊だ。元人間、更には赤ん坊と言うこともあり殺せないカイトの代わりに少女たちがあっさりと殺してしまう。
そして少女たちはカイトに問いかける。エリザベートはマリアンヌを殺せるのかと。そして殺せなかった場合は彼女をさらい伯爵を作らせるというものだった。カイトは苦悩の末 自分がマリアンヌを殺すことを決意する。
そして再び時間が流れる。カイトはマリアンヌを殺す。それを見たエリザベートが激怒する。カイトの答え次第では殺しかねない空気の中、ヒナがエリザベートの前に立ちはだかるが再び時間が止まり、2人少女が現れる。そしてカイトを連れて消えていく。2人の前に皇帝が立ちはだかる。
姫と人形を助けるために、自分を殺した父親を玩具に...
目を覚ましたらカイトは皇帝であるヴラドの前に座っていた。エリザベートとヒナのことが気になるカイト。それに気がついたウラドが2人の状況を見してくれた。2人は瀕死の状態で皇帝と戦っていた。
ヴラドはカイトにある提案を持ちかける。それはカイトを養子に迎え第二のエリザベートにするといものだった。カイトは即決で断る。だがヴラドにも策があった。それはカイトの父親をカイトの玩具として与えるものだった。カイトは悩んだ末ヴラドの提案をのむことに決めた。そして最後にヒナに会わしてほしいと願う。
そしてヒナに会ったカイトはヴラドについていくことを告げる。ヒナには自由になってほしいとも告げた。ヒナは最後までカイトのことを思っていた。
再び息子を殺そうとする父親
そしてカイトは父親に会って考えを改めた。父親を殺すことよりエリザベートたちと共に歩むことにしたのだった。そしてカイトの父親はヴラドの命令によりカイトを殺しにかかる。必死に逃げるカイトだったが掴まってしまう。死ぬ寸前、ヒナに謝るとものすごい勢いでヒナが戻ってきた。そしてヒナがカイトの父親を殺してしまう。
そしてヴラドはカイトを殺そうと襲いかかってくるのに対しひなが立ちはだかる。カイトを狙って放たれた武器が当たる寸前ヒナがかばおうとするがカイトは阻止する。死にかけるカイトにエリザベートの幼いころの記憶が流れ込んでくる。
エリザベートはなぜ拷問姫になったのか
生まれながらに不治の病に侵されていたエリザベート。ある日ヴラドが持ってきた心臓のようなものをエリザベートに食べさせる。そしてエリザベートの病はよくなった数年後、両親が亡くなってしまう。そんな時、ヴラドがやってきてエリザベートは悪魔の体になったことを伝えた。エリザベートは人を傷つけていかなければ、激痛で死んでしまうからだになったのだった。そしてエリザベートは領民を拷問し続けた。そして、彼女は拷問姫となったのだった。
ハッピーエンドだよね
すべてを知ったカイト。カイトは自分の意志でエリザベートを召喚した。エリザベートは鎖でヴラドを縛り付け火あぶりに処した。
数日後。無事いつもと変わらぬ日常を過ごす三人がいた。