転生したらスライムだった件(9) (シリウスコミックス) の読書感想です
これまでのお話
8巻では魔王・ミリムに一撃で倒されて怒りが治まらずにいるフォビオ。そんなフォビオの前に中庸道化連のフットマンとティアが現れる。彼らの目的はフォビオを厄災級のモンスターであるカリュブディスの依り代とすることだった。かくして復活してしまったカリュブディスだったが、ミリムの圧倒的パワーで殲滅されフォビオはリムルに機転で救出された。
獣王国ユーラザニアとの交流
フォビオの仕える魔王・カリオンに借りを作る形となったリムル。ほどなくしてテンペストには、獣王国より使節団による交流の提案が届くのだった。
テンペストと獣王国ユーラザニアは互いに使節団を派遣することになった。獣王国からの使節団を受け入れるため着々と準備を進めるリムルたち。
熱くなるシオン
数日後、使節団が到着する。リムルの姿や、人間のヨウムを見下した言い方をする使者にリムルも怒った様子を見せる。そして、使者のひとりスフィアとヨウムが対決するかと思いきや、シオンが黙っていなかった。なんとシオンとスフィアが戦うことになった。ヨウムはグルーシスという使者と戦うことになった。
シオンが大分熱くなってきたところで使者のひとりアルビスが止めに入るがシオンの手には暴発寸前の魔力弾があった。しかしそれはリムルがしっかりと処理したのだった。
使節団の到着から数日、スフィアとアルビスは国へと戻って行ったが、彼女たちの配下はテンペストに残り技術など学んでいっている。さらに数日後、テンペストから送った使者たちが帰ってきた。
ドワーフ王国との交流
そして翌日リムルはドワーフ王国へと旅立っていった。ドワーフ王国のガゼル王とはカリュブディスとの一件を話し合った。さらに夜が明け、二国間の友好式典に出席するリムル。カチカチの演説を後でガゼル王からダメ出しを食らうことになる。
そして夜になると、ゴブタたちと共に以前にも訪れたエルフが集まる酒飲み場へとこっそり移動するリムルだった。その帰りしっかりシュナとシオンに見つかり、一週間シオンの手料理の罰を食らうのだった。
満を持して、人間の国に旅立つ
テンペストに戻ってきたリムルは、人間の国に行こうとしていることをみんなに伝える。そして以前からの知り合いの冒険者一行に案内をお願いし、旅立つところで9巻は終わっています。その人間の国でシズエ・イザワの心残りの人物たちと出会うことはできるのか気になるところです。
よる。のお気に入りのシーン
私の今回のお気に入りのシーンはリムルがシオンの魔力弾を受け止めるシーンです。シオンはリムルのこととなると後先考えずに行動しちゃうんだなって思いました。そんな所も含めてシオンのよさだと思います。その後処理もちゃんとしてくれるリムルは流石だなって思いました。
よる。 2020/12/25
- 作者:伏瀬
- メディア: セット買い