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[毎日小さな改善を]をモットーに、北海道のアラフォー男子が妻と3歳の娘に囲まれながらミラコスタのスイートルーム(一泊50万円)に気負いなく泊まれる人間になるための軌跡です

会社の中はジレンマだらけ キャリア折り返し地点のアラフォーに刺さる本[読書感想#24]

会社の中はジレンマだらけ 現場マネジャー「決断」のトレーニング (光文社新書)



「会社の中はジレンマだらけ〜現場マネージャー「決断」のトレーニング〜」の読書感想です。



わたしが書いた読書感想で一番アクセスが多い「時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」」と一緒に買われていたのが本書でした。



会社に属してないし、マネージャーでもないんですが、これも何かの縁だと思い読んでみました。



Yahoo!上級執行役員で名物人事マン・本間浩輔さんと、東京大学准教授・中原淳さんの共著で、対談形式で書かれているので、とても読みやすかったです。


架空の質問

2人が議論

それぞれが決断

あなたならどうする?


って流れです。



対談している2人の立場や性格は違いますが、基本的な思考は似てます。


だから、議論の結果となる「決断」も方向性は同じで、問題解決のためのテクニックが少し違うかなって感じです。


決断の方向性が同じなので、ツマラナイ本だと感じる人もいると思います。


わたしも最初はそうでした。


でも、「同じ問題でも人によって取り組み方が違う。 解決方法はひとつじゃない。 自分に合った解決方法を使えばいいんだ」と気がつけば、本書はオモシロイ本に変わりますし、気づきも多くなると思います。




わたしの気づきになったのは「キャリアの下り坂をうまく下りていくため」の考え方です。


これまでの人材育成の研究って、新人社員をどう育てるかとか、リーダーシップをどう開発するかといった「登山の研究」ばかりなんです。役職がなくなり、給料が下がっていく下降のプロセスをいかにうまくたどり、自分のキャリアをいかに収束させていくかという「下山の研究」がなかった。「下山」という言葉が強すぎるなら、「折り返しの研究」と言ってもかまいません。
しかし今後、定年が70歳まで延長されたら、今、45歳の人は、あと25年間も働くことになるかもしれないわけです。その長い下り坂を下りていくとき、いかに腐らずにやっていくかというのは大事なことだと思います。

企業のあるマネージャーに聞いたら、「部下に仕事を10割任せるのはダメ」だと言っていました。「自分への保険だと思って、1割は自分のために取っておく」のだそうです。この本の冒頭で、「任せること」について議論しましたけど、その人によれば、部下育成のために仕事を任せるというのは所詮きれいごとで、最新の技術についていき、現場感覚を忘れずにいるためには、自分でやる部分を残しておかなくてはいけないそうです。

現場との接点をもっておくというのはいいですね。部下の仕事を取り上げるわけでもなく、部下の仕事を手伝うわけでもなく、現場との接点をもちつつ、経験に裏打ちされた自分の視点を身につけておくということんなんでしょうね。


本書が発行したときには、著者は2人とも40代です。



私も今年40代になりましたが、たしかに「今、自分は折り返し地点に立っている」と感じることは多くなりました。



「登山の時期は終わり、これからは下山が始まる」ということは、良い気づきになりました。



「山岳遭難は下山しているときのほうが起きやすい」



しっかり準備して、前向きな気持ちで安全に下りていこうと思います。



これ以外にも、

  • 「1 on 1」というマネージングの方法 (相手の話をきいてあげるだけでもいい。 好きなものを聞くことで趣味の会う人同士で組ませることもできる。など色々な活用方法やメリットがある)
  • 今を乗り切らなければならない現場のマネージャーが、簡単に解決できない問題もある。 だから、マネージャーはもっと堂々としていていい。 よい意味で開き直るべき
  • 育児休業などへの不満がくすぶり始めたときの考え方。
  • 仕事をしない“年上の部下”への接し方。

等がありました。



マネージャーをやっている人には気づきになることが多いと思います。



キャリアを下山するという考え方と、安全に下山していく方法が書かれた本書。



アラフォーの私には刺さった一冊でした。


会社の中はジレンマだらけ 現場マネジャー「決断」のトレーニング (光文社新書)

会社の中はジレンマだらけ 現場マネジャー「決断」のトレーニング (光文社新書)


追伸

ツイッター(@ketsuakira)でも読書感想をつぶやいています。

ご覧いただけると嬉しいです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。