#毎日小さな改善を

[毎日小さな改善を]をモットーに、けつあきらとよるが読書感想とか書いてます。

呪術廻戦 0 主人公が呪われた理由とは?「呪術廻戦」へと繋がる前日譚 [よるの読書感想#9]

呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックスDIGITAL) の読書感想です。

「呪術廻戦」へと繋がる前日譚

 自身の死刑を望む高校生・乙骨優太。彼は己に憑く怨霊・里香に苦しんでいた。そんななか「呪い」を祓うため学ぶ「都立呪術高専」の教師・五条悟が、乙骨を高専へと転入させる。「呪術廻戦」へと繋がる前日譚が始まる。

 物語は乙骨の同級生の執拗な嫌がらせから始まる。同級生の嫌がらせが誘因となり呪いが発動し、首謀者含む4名が重傷を負う。そんな乙骨は、呪いの扱いを学ぶために呪術高専へと入学する。

 教室に入った途端乙骨が呪われていることに気がついたクラスメイトは乙骨に攻撃を仕掛ける。そして乙骨はここで初めてこの学校が呪いを学ぶための学校だということを知る。そして呪いは乙骨を守ろうと発動してしまう。

主人公が呪われた理由が明らかに

 ここで場面は変わり、なぜ乙骨が呪われたかの回想に入る。乙骨に憑いた特級過呪怨霊折本里香の正体は幼いころ結婚を約束した友人だったのだ。その後折本里香は交通事故で死亡しその際に乙骨に憑いたとみられる。

 そして場面は呪術高専へと戻り、幸いなことに今回呪いはクラスメイトを殺さなかった。そして、担任の五条悟がクラスメイトを紹介する。呪具使いの禪院真希、呪言師の狗巻棘、そしてパンダだ。そして午後の実習にうつる。

 乙骨は禪院真希とペアを組むことになった。2人は児童が失踪する小学校へと足を踏み入れる。五条は結界・帳をはり去っていく。さっそく現れた呪いを真希は一振りで祓っていく。校内へと足を踏み入れる2人。ここで真希は乙骨の呪術師としての等級が「特級」だということを知る。

 そして二人の背後には大きな呪霊が現れる。大型の呪霊に2人は不意を突かれのみ込まれてしまう。呪霊の腹の中には失踪した2人の児童がいた。だが呪いにあてられ今にも死にそうだ。そして真希も呪霊の呪いにあてられ倒れてしまう。

 何もできない乙骨に真希は説教をくらわせる。感化された乙骨は自分の意志で呪いを発動させる。呪いが里香の気を引いてるうちに乙骨は三人をかかえ脱出を図る。三人は無事病院へ運ばれ助かった。

 そして、乙骨は里香の呪いを解くことを決意する。
 そして呪術高専に戻り、真希の死後気を受ける乙骨。今のところ、真希に一方的にやられる展開だ。
 

主人公の命を狙う存在とその理由

 そんなさなか呪言師の狗巻棘に呪術祓いの依頼が来る。それに同行することになった乙骨。さっそく帳を下ろし呪術祓いを開始する2人だったが、棘が「爆ぜろ」の一言で祓ってしまう。早々に終わったが帳が上がらず帰れない2人の前に新たな呪霊が現れる。

 その呪霊は先ほどの低級とは違い強かった。いったん身を隠した二人だったが、棘はひとりで祓いに行こうとする。だが、乙骨も一緒に手伝うと申し出る。2人の息の合ったコンビネーションで呪霊を祓うことに成功する。

 そして、帳が上がらなかった原因がのちに判明する。それは夏油傑。4人いる特級のひとりだった。

 そして姿を現さなかった夏油がついに姿を現す。そして百鬼夜行を行うと宣言する。その目的は乙骨を殺して折本里香を手に入れ呪術高専を潰すというものだった。

 百鬼夜行当日高専に帳が下りる。そしてそこには東京にいるはずの夏油がいた。夏油は真希と対峙していた。それに気がついた五条は、東京から京都の高専へパンダと棘を送る。

 すでに真希はやられており重症、棘とパンダも参戦するもやられてしまう。そこに乙骨が居合わせる。瀕死の三人を見て乙骨は激怒する。呪いを発動させ戦う。一進一退の攻防を続ける。そして夏油を退けることに成功する。

 意識を失ってしまった乙骨だったが、すぐに回復した。そして、なんと里香の解呪にも成功していたというところで完結です。

よるのお気に入りのシーン

私のお気に入りのシーンは児童が失踪する回です。乙骨が真希たちを救うために自分の意志で呪いを使ったこと、変わるために精一杯頑張るシーンはグッとくるものがありました。

よる (2020/12/11)