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Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編 1 同じ日を繰り返して未来を拓く、始まりの物語[よるの読書感想#7]

Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編 1 (MFコミックス アライブシリーズ) の読書感想です。

無力な少年が手にしたのは死して時間を巻き戻す唯一の能力

 コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された高校生・菜月昴。しかし、召喚者はおらず物盗りに襲われ早々に命の危機。そんな彼を救ったのは、謎の銀髪少女・サテラと猫精霊だった。恩を返す名目でスバルは少女の物探しに協力するがその手がかりが掴めた矢先、スバルと少女は何者かに襲撃されて命を落としてしまったはずが、気がつくと異世界召喚された場所に戻ってしまった。
 無力な少年が手にしたのは死して時間を巻き戻す唯一の能力。一日目を繰り返して未来を拓く、始まりの物語。

1日目 主人公は何者かに襲撃され命を落としてしまう

 物語は、突如異世界に召喚されてしまうところから始まる。高校生・菜月昴は、異世界に召喚されて早々に物盗りに出会い命の危機にひんする。そんな彼を助けたのは謎の銀髪少女。少女は急いでたにもかかわらずスバルのケガまで治し、目がさめるまで側にいてくれた。スバルは恩を返す名目で少女の探し物を手伝うことにする。

 少女は名前をサテラと名乗った。スバルと少女は探し物の途中迷子の女の子に出会う。無事少女の父親と母親を見つけると、なんと父親はスバルが異世界召喚された時に最初に言葉を交わした果物屋の主人だったのだ。2人は果物屋の主人から探し物のヒントを掴む。

 2人はさっそく探し物のヒントの場所、貧民街の盗品蔵へと急ぐ。盗品蔵の中へ一人で入るスバル。そこで見たものはなんと死体だった。そしてスバルは何者かに襲撃され命を落としてしまう。後から入ってきた少女も同じように襲撃され命を落としてしまう。

再び1日目 主人公は謎の美女に殺される

 そして、目を覚ますと最初に異世界召喚された場所に戻ってしまっていた。そして、同じように物盗りに出会う。しかし今度は自力で物盗りを撃退する。そして、先ほど命を落とした場所、盗品蔵に急ぐスバル。盗品蔵から出てきたのは、スバルが死体で発見したおじいさんだった。おじいさんの名前はロム爺、盗品蔵の店主だ。

 スバルはロム爺に少女の探し物が持ち込まれていないか聞く。まだ持ち込まれていないことを知ったスバルは物々交換を持ちかける。スバルの数少ない所持品の中から「ケータイ」を取り出す。そして、ケータイは異世界では「ミーティア」とよばれる貴重なものだということがわかった。

 そんな時、盗品蔵に少女の探し物・徽章を盗んだ少女と出会う。名前をフェルト。盗みを生業とする少女だ。スバルはさっそくフェルトと交渉するがフェルトの交渉相手はスバルだけではないことが発覚する。
 その相手は、謎の美女・エルザだった。フェルトはさっそくエルザに値段のつり上げ交渉をする。エルザは、聖金貨20枚を提示する。だが、スバルが交渉のカードにだしたケータイのほうが価値は上だった。無事スバルのもとに徽章が手に入ると思いきや、エルザが突然ナイフで切りつけてきた

 フェルトが間一髪スバルを助け、ロム爺がエルザを襲撃するも逆に返り討ちにあい殺されてしまう。フェルトも果敢に挑むも殺されてしまう。スバルは意地でエルザに挑むもやはり殺されてしまう。

そしてまた1日目...

 そしてまた召喚された場所に舞い戻ってくるというところで、1巻は終わっています。スバルはこの『死に戻り』の仕組みに気づけるのか、やはり今後もエルザに殺され続けるのか、気になるところです。

よるのオススメポイント

 私のお気に入りのシーンは、サテラが急いでるにもかかわらずスバルの手当てや介抱を行ったシーンです。サテラの優しさや傷ついている人を放っておけない精神にグッときました。


よる (2020/12/09)